9月上場予定のチャットワーク、過去5年の収益推移を振り返る。利用企業が堅調に増加

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上場承認を知らせるChatworkのプレスリリース。

出典:Chatwork

ビジネスチャットツールのChatworkが、東京証券取引所から新規上場を承認されたと発表した。

上場予定日は9月24日、東証マザーズ市場での株式公開を予定している。

Chatworkの7月31日現在の従業員数は100名。

上場申請のための有価証券報告書によると、売上高は順調な右肩上がりを続けている。Chatwork事業単体の売上高は対2017年同期比で155%と、1.5倍成長になっている。

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Chatworkの収益推移。有価証券報告書のデータをもとに独自に作成。

作成:伊藤有

ただし、通期の最終損益はこの5年間、赤字が連続している。2018年12月期の通期決算は、売上高約13億円、経常損益は約1億6000万円の赤字、最終損益は約1億1000万円の赤字だった。

同報告書によると、上場目前の2019年12月期の第2四半期は、経常利益約5600万円、最終利益約4600万円と黒字転換をしたとする。主に課金ユーザーの拡大によるものだという。

有価証券報告書では、主力のChatwork事業のユーザー規模も明らかになっている。

2019年6月末時点で、利用企業数22万5000社、登録ID数274万7000名、1日あたりのアクティブユーザー数64万2000名。そのうち課金ID数は36万4000名と公表している。

公開価格の決定日は9月12日を予定している。

(文・伊藤有)

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