お盆休みを日本で過ごしたあなたへ。特定地域への海外旅行が「激安」な現実、知ってますか

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お盆休みが終わった今だからこそ、格安で海外旅行が楽しめる。

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お盆休みもついに終わり。2019年は会社の定めた夏休みや有休の使い方次第で、8月10日から19日まで最大10連休になった人もいた。このタイミングで海外旅行を楽しんだ人もいれば、一方で、あまりにも飛行機代が高すぎて行くのを断念した人もいたかもしれない。

お盆休みにどこにも行けなかった……と落ち込むより前向きに考えたい。

8月下旬から9月中旬にかけてであれば、一気に飛行機チケット価格が安くなり、海外旅行をしやすくなる。今からでも安く海外旅行をしたいという人に、オススメを紹介してみた。なお、記事中にある価格は8月19日時点での価格だ。

人気急上昇のテグとウラジオストク

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エアトリが7月に発表した、2019年夏に人気が急上昇した海外都市。

出典:エアトリのリリース資料

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スカイスキャナーが7月に発表した、2019年夏に人気が急上昇した海外都市。

出典:スカイスキャナー公式ホームページ

旅行の比較検索サイト「スカイスキャナー」や「エアトリ」が7月に発表した、2019年夏の人気急上昇旅行先で、それぞれで1位になったのが、韓国のテグ(大邱)と、ロシアのウラジオストク。

韓国の東南部に位置するテグは、韓国第3の都市だが山に囲まれた緑豊かな場所だ。一方、歴史的な建造物や文化が残る街でもある。ソウルや釜山ほど注目を浴びてこなかったが、LCCの直行便が増えて注目を浴びている。

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人気急上昇の韓国のテグ。

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観光地としての人気もそうだが、この日韓情勢の中で驚くばかりなのが、チケットの値段だ。いや、この情勢の中だからこそ当然の帰結かもしれない。例えば、8月末の東京発の「往復」なんと1万550円。東京から名古屋に新幹線で行くより安い。チェジュ航空やティーウェイ航空といったLCC便が東京、大阪、福岡などに発着している。

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一瞬見間違っているのかと思うほどの安さ。燃料費、空港利用料を含めて往復で1万550円。

ウラジオストクは日本から飛行機で約3時間と、“日本に一番近いヨーロッパ”として注目が急激に高まった。

きっかけは2017年8月の規則変更。ロシアへの旅行で必須だったビザの申請が、ウラジオストクやハバロフスクなど東沿岸部の都市などに限って簡素化された。無料で電子申請が可能になったのだ。これにより、女性を中心に一気に注目度が高まった。

石造りの重厚な建築物や町並み。立ち並ぶ店もアジアとは当然異なる。軍港としての歴史を持つ港町の独特な風景には目を奪われる。また、青空市場には新鮮な海産物が並ぶ。

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日本に一番近いヨーロッパと注目浴びるVladivostok。

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日本とウラジオストクを結ぶLCCはまだなく、直行便となるとロシアのs7航空やアエロフロートで往復4万円ほど。注目が急上昇していることで、JALやANAが2020年春から直行便を結ぶことを発表している。

ベトナムも格安で行ける人気旅行先

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人気の旅行先になっているベトナム。

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他にも、8月下旬から9月中旬にかけて安く行ける旅行先は、アジアを中心にたくさんある。

今や日本人にとって定番の海外旅行先である台湾。例えば、LCCのピーチ・アビエーションで大阪と台北の往復便だと、9月6日金曜日深夜に出発し、8日日曜日深夜の戻る便なら、約2万5000円。有休を取る必要すらない。もちろん、LCCの深夜便ということで体力が削られて、仕事に支障がでる可能性はあるが……。

テグやウラジオストク同様に、この3年で急激に注目が高まったのが、ベトナムの都市だ。特にベトナムのLCCベトジェットエアが東京、大阪と直行便を結んだことで、なんと往復3万円前後でハノイ、ホーチミンに行けるようになった。

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ベトナムのLCCベトジェットエアが日本との直行便を結んだことで旅行しやすくなった。

海外旅行の格安チケットを探す際に重宝するのが、Googleフライトやスカイスキャナーなどといった飛行機チケット料金の比較サイト。行きたい都市の最安値や、行きたい日程で自分の利用する都市から一番安い海外渡航先が簡単にわかる。

筆者はこれで9月上旬から中旬にかけて安く行くことが可能なヨーロッパの都市を探し出し、往復8万円以下の飛行機チケットを購入することができた。

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Googleフライトは出発地と日程を入力するとこのような一覧表示になる。

例えば、この方法で見つけたのがオーストラリアのブリスベン。9月上旬と直前ではあるが、日程の組み合わせ次第では往復5万円台のチケットもある。もちろん直行便ではなく経由便だ。

デモで話題の香港も普段は安全

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デモ隊と警察の衝突が世界的に大きな話題になっているが、基本的に香港の日常は穏やかだ。

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現在、デモ隊と警察の衝突が大きく報道されているが、香港も、8月下旬から9月中旬だと往復3万円以下で行ける、今なお魅力的な観光地だ。

ただ、ついに外務省から8月14日、十分注意を呼びかける「レベル1」の危険情報が出た。しかし、この数週間で滞在したなかでも、デモのない日はごく平穏で、これまで通りを保っているように見える。8月中旬に数日発生した、デモ隊の空港占拠による空港機能マヒも、現在は各所でデモ隊が空港内部に入れないように厳重にチェックしている。

次回の大規模デモは8月31日とされている。その日に注意すれば、いつも通りの香港旅行を楽しめられるはず。なお、香港のLCC香港エクスプレスは頻繁にセールスを行っている。そのタイミングを見逃さなければ、1〜2万円台で往復することも可能だ。

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香港エクスプレスはたびたびセールスを行っている。

もう一つ、もし時間的な余裕があれば、飛行機代を安く済ませられるのが、韓国LCCの活用。日韓関係が冷え込んでいる影響からなのかはわからないが、日本と韓国を結ぶ便がとにかく安い。ソウル、プサン、テグ、いずれも往復1万円台前半で買える。

そして、これが重要。韓国のジンエアー、チェジュエア、ティーウェイ航空、エアプサンなどのLCCは、日本のLCC以上に多くの都市に便が飛んでいる。つまり、韓国を経由して行くと、先ほど紹介したウラジオストク、ベトナムの各都市や、フィリピンのセブ島、グアムといった南国リゾート地への航空便ですら、今からでも3万円台で購入できる。

このように、8月下旬から9月中旬とちょっとずれた夏休みだが、これだけ安く楽しめる可能性がある。もし少しでも休みを取ることができるなら、ぜひ楽しんでみてはいかが。

(文・大塚淳史)

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