Jim Lo Scalzo and the Associated Press (Pool)
- トランプ大統領は、アップルCEOのティム・クックと話し合うのは、彼が高いコンサルタントを雇う代わりに個人的に自分に電話をかけてくるからだと述べた。
- 中国製品に対する関税がアップルとサムスンの競争力にどのように影響するか、クックCEOと話をしたという。
- トランプ大統領とクックCEOは、アメリカと中国の貿易戦争が続く中、この一年で何度も会談している。
トランプ大統領はアップルのCEO、ティム・クックと電話をする理由はとても単純だと述べた。彼が電話をしてくるからだと。
「彼は電話をかけてくるが、他の人はそうではない」と21日のFoxビジネスの映像でも語っている。
「他の人はとても高いコンサルタントを雇うが、ティム・クックはドナルド・トランプに電話をする。すばらしい」
「私は電話がかかってくれば誰とでも話をするが、電話をかけてくるのはクックだけだ。問題があれば、いつでも電話をかけてくる」とトランプ大統領は述べた。
彼はまた、中国製品に対する関税がアップルに与える影響についてクックCEOと会話したことに言及した。同社の主な競争相手であるサムスンはその関税の対象ではない。サムスンは韓国の会社で、韓国は2018年、トランプ政権と自由貿易協定を締結した。
「私はその問題で彼を助けなければならない。アップルはアメリカの偉大な会社だから」とトランプは言った。
トランプ政権による中国製品に対する3000億ドル(約32兆円)の追加関税は9月1日に発効し、Apple Watch、HomePod、AirPodなどの製品は、直ちに影響を受けると言われている。一方でMacBookやiPhoneは12月15日まで関税の影響を受けない。
アップルのCEOはアメリカと中国の貿易戦争のさなか、この1年間に何度もトランプ大統領と会談している。例えば、トランプ氏は8月16日の夜に、クック氏とディナーを食べているとツイートした。
トランプ氏のアップルに対する姿勢は、アメリカの他のテクノロジー大手、特にFacebook、グーグル、Twitterに対して行った発言とは大きく異なる。彼はその偏見と検閲を繰り返し非難されている。
[原文:Trump says Apple CEO Tim Cook is the only tech executive who actually calls him directly]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)