KFCも代替肉に本格参入する。
KFC
- ケンタッキー・フライドチキン は代替肉で作ったフライドチキンをテストしていると発表した。
- 同社はビヨンド・ミートと協力して「ビヨンド・フライドチキン」を作った。
- 植物由来の「チキン」はアトランタの店舗で試験販売される。
ケンタッキー・フライドチキン(KFC)が代替肉ゲームに本格的に参戦する。
8月26日、KFCはビヨンドミート(Beyond Meat)と提携して「ビヨンド・フライドチキン」をテストしていると発表した。この植物由来のフライド「チキン」は27日からアトランタの店舗で試験販売される。
KFCはユーザーからのフィードバックによって、地域を広げてテストを続けるか、全国販売を始めるかを決めるとしている。
5月にアメリカKFCのケビン・ホックマン(Kevin Hochman)社長はBusiness Insiderに対し、代替肉への関心が高まっていることから、植物由来の肉の製造業者と会合を持つことになったと述べていた。「正直に言うと、6カ月前なら考えもしなかっただろう。なぜなら、我々はフライドチキンを売っているのだから」
しかし、インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)やビヨンド・ミートが注目されていることもあり、代替肉が長期的な顧客需要につながるのであれば、KFCはアメリカでも植物由来のチキンをテストする必要があるとホックマン社長は述べていた。KFCはすでにイギリスでベジタリアン向けのチキンをテストしている。
ビヨンド・ミートは最近、サブウェイ(Subway)やダンキン(Dunkin')、デルタコ(Del Taco)などのファストフード・チェーンと取引をしていると発表した。
「リッチな人たちがスーパー健康食を選ぶのは、驚くことではない。時計の針は戻せない」とビヨンド・ミートのイーサン・ブラウン(Ethan Brown)CEOはBusiness Insiderに語っている。
[原文:KFC rolls out first plant-based fried 'chicken' with Beyond Meat (BYND)]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)