Danielle Parhizkaran/USA Today Sports
- ニューヨークで開催中の全米オープンで、大坂なおみ選手がマグダ・リネッテ選手を6-2、6-4で破り、3回戦進出を決めた。
- 試合後、大坂選手はNBAでプレーしていたコービー・ブライアント氏とコリン・キャパニック氏が自身のファミリーボックスから応援してくれていたことがモチベーションになったと語った。
- 大坂選手は「彼らを太陽の下にあまり長く座らせたくなかったの」と言い、「それが心の中にあったから、第3セットは本当にプレーしたくなかった」と話した。
2018年、全米オープンでセリーナ・ウィリアムズ選手を決勝で破って、女子テニスのトップ選手の仲間入りを果たした大坂なおみ選手。日本人選手として初めてグランドスラムのシングルスのタイトルを獲得した。
2019年、大坂選手を取り巻く環境は少し変わった。彼女はスポーツ界の大スターの1人であるだけでなく、有名アスリートたちが彼女のファンであることを公言する存在になった。
8月29日(現地時間)、ニューヨークで開催中の全米オープンで、大坂なおみ選手はマグダ・リネッテ選手を6-2、6-4で破り、3回戦進出を決めた。その試合を、NBAのレジェンド、コービー・ブライアント氏と、元クォーターバックで現在は活動家のコリン・キャパニック氏が、彼女のファミリーボックスから観戦していた。
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これほどの有名人が応援に駆けたことについて聞かれると、大坂選手は自分が心配していたのはプレッシャーではなく暑さだと語った。
「プレッシャーには感じなかったわ。でも、いいプレーがしたいとは思った」と、大坂選手は試合後のインタビューで語った。「ちょっと変な気分ね。コービーがわたしのボックスに座っているなんて、去年は全く考えられなかった。キャパニックもね。人生にはどんな出会いがあるか、本当に分からないわ」
「わたしにとって、これはプレッシャーではなかった」と大坂選手。「ただ、彼らを太陽の下にあまり長く座らせたくなかったの。それが心の中にあったから、第3セットは本当にプレーしたくなかった」と続けた。
大坂選手はこれをコートでも証明した。比較的余裕をもって第1セットを取ると、第2セットは0-3から逆転。第3セットに突入することなく、6-4で試合を決めた。
ゲストの2人も、感謝しているだろう。
(翻訳、編集:山口佳美)