ウォルマートの銃規制を消費者は支持…最新調査で「今後も利用する」が過半数

調査では回答者の29%が、銃器に関する方針を変更したことによってウォルマートで買い物をする「可能性は高くなった」と述べた。

調査では回答者の29%が、銃器に関する方針を変更したことによってウォルマートで買い物をする「可能性は高くなった」と述べた。

Barbara Alper/Getty Images

  • ウォルマート(Walmart)の銃器に関する新たな方針が、銃規制議論の場で大きな反響を呼んでいる。
  • だが市場調査会社シビックサイエンス(CivicScience)による調査結果は、反発の脅威をよそに、同社が今後もまったく問題ないことを示唆している。
  • 回答者の半数以上が、この変更がウォルマートで買い物をしたいという気持ちに影響を及ぼすことはないと述べた。
  • 方針の変更が良くも悪くもウォルマート関連の習慣に影響すると述べた参加者は、少数派だった。回答者の過半数が、今後もウォルマートで買い物をする「可能性は高い」ままだと述べた。

ウォルマートが銃に関する方針を全面的に見直し、銃規制の支持者からは称賛を、保守的な反対者からは批判を受けた。

テキサス州エルパソにある店舗で銃乱射事件が発生して22人の死者が出たことを受け、同社は、店舗で銃器を公然と携帯する「オープン・キャリー」を禁止とし、一部の銃弾の販売を止め、アラスカ州では拳銃の販売を止めるという決定を下した。

これに対して全米ライフル協会(NRA:National Rifle Association)が、厳しく批判した

「ウォルマートが銃反対のエリートたちに屈するとは情けない」とNRAはツイッターで声明を述べた。

「ウォルマートのポジションはすぐに、アメリカの基本的自由を支援する他の小売店に取って代わられるだろう」

だが、最新の調査結果が何らかの兆候であるとすると、銃器のロビー活動を行っているNRAの予測は外れるかもしれない。

ウォルマートがオープン・キャリーに関する方針を変更したことに対し、顧客がどのような反応を見せているか調べるため、市場調査会社のシビックサイエンスは、アメリカ在住の、アメリカのウォルマートで買い物をする1986人を調査した

回答者の過半数(52%)が、新しい規制がウォルマートで買い物をしたいという気持ちに影響を及ぼすことはないと述べた。この決定がウォルマートに行く習慣に影響するかどうかについて、回答者の29%が、同社で買い物をする可能性が「高い」と述べた。また、ウォルマートで買い物をする可能性が「非常に高い」と述べたのは22%だった。

回答者のうち、ウォルマートを利用する可能性が「低い」と答えたのは、19%だった。これには「非常に低い」と回答した14%も含まれる。

シビックサイエンスはウォルマートの顧客1471人に、同社が銃弾の販売を減らす決定をしたことについても聞いた。

先ほどの質問と同様、回答者の過半数(51%)が、この方針変更がウォルマートで買い物をしたいという気持ちに影響を及ぼすことはないと述べた。約28%の回答者が、同社に行く可能性が「高い」と述べ、21%が同チェーンでお金を使う可能性が「非常に高い」と述べている。

一方、参加者の20%が、銃器に関する新ルールがウォルマートで買い物をしたいという気持ちにマイナスの影響を及ぼすと述べ、14%は同社を贔屓にする可能性が「非常に低い」と述べている。

もちろん、銃器に対する態度を明確にしている小売店はウォルマートだけではない。だが小売業界はますます銃器販売への警戒を強めている。

スーパーマーケットチェーンのクローガー(Kroger)も顧客のオープン・キャリーを禁止した。9月3日(現地時間)にウォルマートの方針変更についてのニュースが出た直後のことだ。それ以前にも、スポーツ用品販売チェーンのディックス・スポーティング・グッズ(Dick's Sporting Goods)が徐々に売り場から銃を撤去し始め、アウトドア用品店のREIも銃ブランドとの提携を打ち切った。ディックス、クローガー、ウォルマート、そしてLLビーンも、銃販売の最低年齢を18歳から21歳に引き上げた。

こうした最近の事例とシビックサイエンスの調査結果は、顧客は銃器に関する方針の変更を、買い物習慣の基準にするつもりがないことを物語っている。さらに、ウォルマートの決定は、多少の買い物客離れを招いてはいるが、より多くの消費者の好感を獲得したように見える。

[原文:The NRA called Walmart's new stance on guns 'shameful' and predicted it would cause shoppers to flee, but a new poll shows the retail giant could benefit from the changes

(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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