ファーウェイ「独自OS搭載のスマホ、来春発表も」アンドロイド使えないなら「第三極」形成へ

リチャード・ユー

ベルリンで開かれている欧州最大の家電見本市IFAに登壇するファーウェイの余承東氏。

REUTERS/Hannibal Hanschke

中国IT大手ファーウェイ(華為技術)のコンシューマー事業部の余承東(リチャード・ユー)CEOは9月8日、欧州最大の家電見本市IFAで記者の質問に答え、「ファーウェイはグーグルとの協業を続けたいが、もしグーグルがサービスを提供してくれないなら、来年(2020年)3月に発売するP40は、(独自OS)ハーモニーOS(鴻蒙)が搭載された最初のスマホになるかもしれない」と語った。

米中貿易戦争が深刻化し、アメリカのトランプ政権がファーウェイへの輸出規制を発動する中で、グーグルもファーウェイに対し、アンドロイドなど関連サービスを打ち切ると報じられている。

ファーウェイは7月、独自開発した「ハーモニーOS」を発表。任正非CEOらはハーモニーOSがスマホ向けではなく、家電や自動運転車などIoT機器への搭載を目的としたものと説明した。とはいえ、9月19日に発表されるスマホ新機種のMate30にもアンドロイドアプリが搭載されない可能性が浮上、ファーウェイの旗艦シリーズであるP40にハーモニーOSが搭載されれば、アップルのiOS、グーグルのアンドロイドに二分されていたスマホOS市場で、「第三極」が生まれることとなる。

9月発表の新機種もグーグル搭載されない可能性

アンドロイド

9月に発売される新機種には、グーグルのサービスが搭載されないかもしれない。

REUTERS/Hannibal Hanschke

ファーウェイは2018年にスマホの販売台数が2億台を突破。米調査会社IDCによると、世界シェアはアップルに肉薄する3位だった。

2019年はアメリカの規制の影響は免れないものの、中国市場でほぼ一人勝ちとなり、最新の年間販売予測は2億7000万台。

だが、9月発表のMate30に規制が及び、Gmail、Google Map、YouTube、Google Playなどが使えないとなると、海外市場でのさらなる打撃は必至だ。ファーウェイによると、ハーモニーOSはアンドロイドアプリの大部分に対応し、現在、「開発者がアンドロイドのアプリをハーモニーOS上で動くよう作業を進めている」(余氏)というが、これらのアプリの代替品採用急務となっている。

(文・浦上早苗)

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