ソフトバンク傘下のヤフーは9月12日、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOに対しTOB(株式公開買い付け)を行い、連結子会社化すると発表した。ZOZOの前澤友作社長は同日付で社長を退任し、後任には同社の澤田宏太郎取締役が就任。
ECアパレルの雄として、飛ぶ鳥を落とす勢いだったZOZOだが、ZOZOスーツをめぐる騒動に象徴されるように、近年は迷走ぶりも目立っていた。その軌跡をたどる。
ZOZOTOWNのスタートトゥデイが欧米でプライベートブランド事業 —— L.A.、ベルリンに拠点
自ら陣頭指揮を取り、PBブランド制作に注力してきた前澤社長は、決算説明会で「誰もが一枚や二枚持っている超ベーシックアイテムで、科学やテクノロジーを駆使して究極のフィット感を実現し、差別化をはかる。世界で闘っていける」と、自信をみせた。
前澤社長はこれまでPBへの参入は明言していたが、内容についてはほとんど語ってこなかった。着手を明言してから発売までに時間がかかっていることについて、「人のやっていないことをやりたかった。それには準備が必要だった」と説明している。
123億円のバスキア見た?「ぜんぶZOZO社長が所有」作品展 代官山で開催
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が、2017年5月に123億円で落札した、ジャン・ミシェル・バスキアの作品が2018年10月31日、日本で初公開された。
瞬時にサイズ測るZOZOSUITを無料配布、テック企業と共同開発
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を展開するスタートトゥデイは、「あなたの身体を瞬時に採寸することのできるボディースーツ」と銘打ち、伸縮センサー内蔵のZOZOSUITを無料配布することを発表した。
上下セットで着用し、スマートフォンとBluetooth通信を接続することで、身体のサイズデータが瞬時にわかるという。スタートトゥデイには膨大なサイズデータが集約されることになる。
直撃取材!アパレル覇者の前澤友作が語ったPB「ZOZO」の全貌「ファッションの正解を数値化したい」
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を展開するスタートトゥデイ社長の前澤友作は、自社で生産し世界展開を狙うプライベートブランド(PB)「ZOZO」について、公式発表を前にBusiness Insider Japanのインタビューに応じた。注文受付中のZOZOSUIT(ゾゾスーツ)による体型計測データを元に「自分にぴったりのものを全ての人に人生で初めて体感してもらい、ファッションを楽しんでほしい。サイズがないということで、僕も散々残念な思いをしてきたことが原体験」と、着想の原点を明かした。
スタートトゥデイ、ZOZOSUITを72カ国の10万人に無料配布 —— 国内ではZOZOのビジネススーツ
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する「スタートトゥデイ」は、世界72カ国・地域の10万人に採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」と、プライベートブランド「ZOZO」のTシャツとデニムを無料で配布する。日本国内では、ZOZOの商品ラインアップに、ビジネススーツとドレスシャツを追加する。
前澤友作社長が2018年7月3日、東京・六本木で開いた記者会見で明らかにした。
ZOZO前澤氏の月旅行は総額750億円以上か? 搭乗者最大9人の気になる「旅費」
2018年9月18日10:00(日本時間)、米ロケット企業SpaceX(スペースX)は、2023年以降に初飛行を開始する目標の民間月旅行の計画と、最初の搭乗客が、日本のファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」スタートトゥデイの前澤友作社長であることを発表した。
イーロン・マスクCEOとスペースXが2017年秋に詳細を興行した再使用型宇宙船Big Falcon Rocket(BFR:ビッグ・ファルコン・ロケット)に搭乗し、1週間ほどの期間で月周回旅行を行う。月着陸は行わず、アポロ8号のように月を周回するコースを取る。
【速報】「いい仕事ができるから月へ行く」ZOZO前澤氏、月周回旅行で異例の記者会見
民間人として世界初の月周回旅行をイーロン・マスクCEO率いるスペースXと契約した、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を展開するZOZO社長の前澤友作氏。2018年10月9日、東京・日比谷の日本外国特派員協会で、月旅行にアーティスト最大8人を招待する計画「dearMoonプロジェクト」について会見した。
ZOZOvs.ユニクロ ヒートテック戦争 —— PB注力にZOZO取引先からブーイング
ファッション業界で2018年一番バズった企業を選ぶとしたら、ダントツで前澤友作社長率いるZOZO(旧スタートトゥデイ)だ。
ZOZOSUITは米タイム誌の「Best Inventions 2018」や小学館「DIMEトレンド大賞」の大賞、毎日新聞社の「毎日ファッション大賞」の話題賞も受賞。
前澤社長本人はTwitterを中心にSNSで積極的に情報を発信するとともに、剛力彩芽との交際をきっかけにバラエティ番組などへも露出が拡大。民間人初の月への周回旅行に名乗りを上げ、イーロン・マスク「スペースX」CEOと共同会見を行い、まさに時の人となった。
ZOZO初の減益へ。前澤社長「高い勉強代」肝いりPBで赤字125億円の見込み
ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは1月31日、2019年3月期の連結純利益が前年比12%減の178億円になるとの見通しを発表した。従来予想(純利益280億円)から大幅に下方修正し、2007年の上場以来、初の減益決算となる見込みに。
「社員一丸となって大きなチャレンジと試行錯誤の1年だったが、繰り出す施策が次々に大きな成果を産むことができず、こういった結果になった」
「ZOZO離れ」食い止めシフト。前澤社長はアパレルにくすぶる不満解消できるか
いま、「ZOZO離れ」が加速している。
小雪が散らつく2月の3連休の夜、原稿執筆の合間に訪れた都内の和食居酒屋で、若いカップルとその家族の会話が聞くともなしに入ってきた。
母:「最近、アプリをダウンロードして通販しているの。ZOZOってすごい割引しているのね」
息子:「オンワードとかジーンズのライトオンが撤退したみたいだね」
娘:「うちみたいな弱小アパレルは、ZOZOに出なければ生き残れないから出ているけど、ぜんぜん儲からない。だけどやめられないのよね……」
あまりにもタイムリー過ぎて苦笑しつつ、ZOZOがこれだけ大衆に関心を持たれていることや、アパレル企業にとって深刻な問題であることをあらためて感じさせられた。
ZOZO前澤社長「新しいことやり過ぎた」、“ZOZOアリガトウ”終了、PB事業の大幅縮小
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZOが4月25日、ZOZO負担による値引きを提供する「ZOZOアリガトウ」サービスを5月30日をもって終了することを発表した。値引き対象にされることを嫌って、アパレルブランドの撤退が相次ぐなど、「ZOZO離れ」の元凶となったとされる同サービス。スタートからわずか5カ月で終了とする、スピード決断となった。