2023年までに実用化…自律走行トラックのスタートアップがUPSから資金調達

TuSimpleのトラック。

TuSimpleのトラック。

Courtesy of TuSimple

  • 自律トラックのスタートアップ、TuSimpleは9月17日、2億1500万ドル(約232億円)の資金を調達したと発表した。
  • 8月にTuSimpleの株式を取得したと発表したアメリカ郵便公社(UPS)は、今回の出資者の一つだ。
  • TuSimpleの評価額は10億ドル(約1080億円)。

自動運転トラックで最もホットな新興企業が、新たな資金調達を発表した。

サンディエゴと北京に本社を置くTuSimpleは、17日に1億2000万ドル(約130億円)を調達したと発表した。 同社は2月に9,500万ドル(約102億円)を調達していたので、総額で2億1500万ドル(約232億円)になった。

評価額10億ドル(約1080億円)のTuSimpleには、安全のためにドライバーとエンジニアが乗車する自動運転トラックが50台以上あり、18社以上の契約顧客がいて、すでにアリゾナ州で毎日トラックを運行をしている。

今回の出資は、中国の投資会社CDH Investmentsと韓国の自動車部品会社Mando Corporationに加えて、アメリカ郵便公社(UPS)によるものを含んでいる。

UPSとTuSimpleは8月、アリゾナ州フェニックスとツーソンの間で自動運転トラックにUPSの荷物を載せて配送するテストを何カ月も行ってきたと発表し、世間の注目を集めた。この投資とテストは、自動運転トラックを、遠い未来ではなく今後5〜10年の間に実用化するためのものと見られている。

TuSimpleの最高財務責任者であるチェン・ルー(Cheng Lu)氏はBusiness Insiderに対し、「このような株主と新たな投資家に恵まれたことは非常に幸運なことだ」と述べている。

「我々は資金調達の面で他社をリードしている。商業生産に向けての開発を続けるために十分な資金を得ている」

TuSimpleの目標は、2021年までにエンジニアとドライバーをトラックから追い出し、2023年までに真に自律走行するトラックを市場に出すことだ。

TuSimpleのトラック

Courtesy of TuSimple

自動運転トラックがもたらす業界の変革は良くも悪くも大規模だ。無人トラックは24時間365日稼働できるため、トラック輸送業界の生産性は30%向上し、推定で3000億ドル(約32兆5000億円)のコストを削減できる。専門家によると、炭素排出量も大幅に減るという。

ただし、180万人を超えるトラックドライバーは、トラック輸送業界に関わる数百万人の仕事とともに危険にさらされることになる。


[原文:The self-driving-truck startup that's been quietly moving UPS loads just pulled in $120 million in fresh funding

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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