増税前に「20代が買いたいもの」ランキング発表。スマホより日用品、1位は圧倒的大差

メガドンキホーテ

増税前のかけこみ買い物、どうする?

撮影:西山里緒

10月1日から消費税が10%に増税される。人材採用のエン・ジャパンは2019年9月、アルバイト求人サイト『エンバイト』上で実施した「10月の増税前に買いたいもの」というアンケートを発表した。

なかでも特に20代が増税前に買いたいと思っているものはなんなのか? Business Insider Japanではアンケートを分析。編集部が直接取材した20代の意見とともに紹介する。(回答者数:3890名、うち20代:535名、調査期間:2019年7月25日〜8月26日)

7位:スマートフォン

9月20日から発売になるiPhone 11の影響もあり、スマートフォンが7位にランクイン。なお、30代以上を合算した全体調査では、7位にランクインしたのは「自動車・バイク」だった(20代では8位)。20代にとっては「スマホ>クルマ」がデータからもわかる結果に。

iPhone

新型iPhoneも、今が買い時?

出典:アップル


6位:特に買いたいものはない

「若者の買い物離れ」が叫ばれるが、意外にも20代は、買いもの欲はあるようだ。もっとも「買いたいものがない」が多かった40代以上と比較すると、11ポイント差が出るという結果に。

ちなみに編集部の40代は「増税後に還元セールをするところが多いから、駆け込み買い物は損。なので買わないつもり」と、いくどの増税を乗り越えてきたベテランのアドバイスがあった。

メガドンキ

撮影:西山里緒





5位:テレビなどの家電製品

全年代を通してもっとも回答が多かったのが「テレビなどの家電製品」。編集部で聞き込み調査をした大学生からは「3月から就職で1人暮らしするので、冷蔵庫などを今のうちに買っておきたい」という意見も。

ほかに「ゼルダの伝説』など人気タイトルが今後立て続けに発売されるから、任天堂Switch」「高いものじゃなくてイイけど、スムージーが作れるミキサー・ブレンダーが欲しい」という、変わりダネ家電の声が聞かれた。

家電

ひとり暮らしの家電製品も買うなら今?


同率3位:旅行

旅行にまつわる増税は、盲点かもしれない。年末年始の飛行機代もさることながら、すでにニュースになっているのはオリンピックイヤーとなる2020年の交通費・宿泊費の高騰だ。行く先が決まっているなら今しかない買い物といえる。

旅行

画像:Shutterstock


同率3位:日用品

軽減税率の対象外となったことで物議を醸した生理用品をはじめとして、日用品が3位にランクイン。洗剤・掃除用品・トイレットペーパー・歯磨き粉・スポンジなど、ストック品の買いだめ需要は大きそうだ。

歯磨き

歯磨きに歯磨き粉、ストックはある?

画像:Shutterstock



2位:パソコン・タブレット

スマホ以上に大きな出費となりやすい「パソコン・タブレット」を買い換えたいという声が、ほかの年代より突出して多かった20代。2020年1月でWindows 7のサポートが終了することも、後押ししているようだ。

Twitterで「増税 パソコン」と検索すると、購入を悩み苦しむ多くのツイートが見つかる。

Windows 7のサポート終了もあと少し。

Windows 7のサポート終了もあと少し。

撮影:西山里緒





1位:服や靴などのファッション雑貨

2位以下を10ポイントも突き放して堂々の1位になったのが「服や靴などのファッション雑貨」。取材した大学生は「増税直前アウトレットチャンスセールで爆買いします」と、意欲を語っていた。

編集部調査では、服といっても、高いブランド品ではなく買いだめモノが人気だった。「インスタで広告が出てくる着圧ストッキング。4000円くらいして意外と高い上に、消耗品だから」「デパコス・プチプラコスメを買っておきたい」など、ファッションでも今後のための堅実な買い物をしておく意見が多数のようだ。

スニーカー

スニーカーや着圧ストッキングなど「消耗品」ファッションが駆け込みの対象に。

画像:Shutterstock

以下、全体の結果を紹介する。

エンジャパン

「増税前に買いたいもの」年代別データ(複数回答可)。

出典:エン・ジャパン『エンバイト』調べ

小売業各社も増税前の駆け込み需要を狙う。アマゾンは9月20日(金)9時から9月23日(月)23時59分までの4日間、増税前最後のセール「タイムセール祭り」を開催。1万円以上の購入でポイント還元も実施する。消費税増税まで1週間となる9月の3連休に、増税前の駆け込み需要を取り込む。

注:この記事のリンクを経由してアマゾンで製品を購入すると、編集部とアマゾンとのアフィリエイト契約により、編集部が一定割合の利益を得ます。

(文・写真、西山里緒)

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