Open Homes Photography
- サンフランシスコはテック界の大富豪たちのホーム。彼らが望むのは、高収入に見合った豪華な家。
- こうしたラグジュアリーなクライアントを持つ不動産業者によると、サンフランシスコ近隣では、例えばアサートン、パシフィック・ハイツ、ロシアン・ヒルが人気の街。
- こうした地域を検討している買い手のほとんどが、モダンな設備とプライベートな空間を備え、すぐに入居できる家を望んでいる。
高収入でストックオプションもあれば、家の購入を検討するだろう。
サンフランシスコの住宅市場はアメリカで最も高価な市場の1つ。もっとも、ハイエンドな買い手は皆、支払う金額相応の要求をする。
新設の、データにフォーカスした不動産仲介業者、アトラス(Atlasa)の創業者、デニス・カラマナー(Deniz Kahramaner)氏によると、テック界の大富豪たちはノー・バレー/ミッション・ドロレス地区やプレシディオ・ハイツ/ロシアン・ヒル地区を好む傾向にある。
2019年これまでのところ、グーグル(Google)、ジュール・ラボ(JUUL Labs)、ポストメイツ(Postmates)その他、有名企業の幹部たちが、パシフィック・ハイツやロシアン・ヒル地区に家を購入している。ドアダッシュ(DoorDash)、リフト(Lyft)、インスタグラム(Instagram)などの幹部は、ミッション・ドロレスや、ノー・バレー、ユリーカ・バレーに購入しているとカラマナー氏は言う。
同氏の説明では、テック界の大富豪たちは、エドワード様式やビクトリア様式といった歴史がありながらも、モダンにアップグレードされた物件に魅力を感じている。一流私立学校へのアクセスが良い物件も人気だ。
サンフランシスコのテック界の大富豪たちが家に求める条件を見てみよう。
修理が必要な家を購入し、引っ越して修理する時間のあるテック界の大富豪は、ほとんどいない。そうではなく、すでにリフォームされている家を購入することが多い。
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清潔感のある、モダンな仕上げが人気。
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不動産仲介業者のメアリー・ポープ=ハンディー(Mary Pope-Handy)氏は、シリコンバレーでテック界の買い手に対応して20年以上になる。同氏によると、テック界の大富豪は通常、光あふれる「広くて、ラグジュアリーなキッチン」を探している。
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新しいキッチン家電はよくある条件。買い手には新しい物を買う時間がないからだ。
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リフォーム済のバスルームもマスト。
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ポープ=ハンディー氏によると、買い手は光あふれる家を探している。
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機械設備が新しく、リフォーム済なら、すぐに入居できる。
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テック界の買い手は、高い天井と、ペットや子どもたちがいても十分な広さを好む。
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買い手の多くが探しているのは一戸建てで、テック界でマンションが占める割合はわずかだとカラマナー氏は言う。
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ポープ=ハンディー氏によると、フローリングの床が人気。
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オープン・フロアで、娯楽のためのスペースのある作りが人気だという。
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都市部で家が密集している場合は、屋外のプライベートな空間の確保は難しい。
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お金のあるテック界の買い手には、屋外空間があって、プライバシーが守られていることがポイント。有名な人物であればなおさらだ、とポープ=ハンディー氏は言う。
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フェンスで囲まれていれば、完璧。
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ルーフデッキもプライバシーは万全だ。
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美しい眺めの邪魔になるものもない。
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さらに、ゲストをもてなす別室にもなる。
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モダンなリフォームが人気だが、シリコンバレーの大富豪たちはエドワード様式やビクトリア様式の歴史的な魅力ある家もお気に入り。
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ポープ=ハンディー氏によると、買い手はプライバシーを重視し、窓や共有通路のないプライベートな入口を好む。
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高級不動産を扱うアルバート・ガリバルディー(Albert Garibaldi)氏が注目したのは、転売目的の人が、古い、歴史あるシリコンバレーの家を買い、リノベーションして、そうしたことをする時間のないテック界の大富豪に売る傾向にあるということだ。
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ミッション・ドロレス地区は、テック企業のオフィスも多いダウンタウンへのアクセスが良好。だが、大富豪の買い手のほとんどが検討するのは、サンフランシスコでも高級住宅地で有名な北端にある物件だ。
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(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)