心の中のデータも収集?…フェイスブックが思考を読み取る技術を買収

フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ。

フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ。

Associated Press

  • 9月23日の夜、Facebookは思考を読み取る技術のスタートアップ、CTRL-Labsの買収を発表した。報道によると、Facebookは同社に10億ドル(約1080億円)を支払ったという。
  • この買収に対する一般の反応はおおむね否定的だった。ユーザーデータをめぐる長年のプライバシースキャンダルを受けて、Facebookの一般認識が高まった最新の例だ。
  • 「フェイスブックの最新のベンチャーは人々の思考を収穫する」、「フェイスブックは、私たちのデータを十分持っているじゃないか」などの反応があった。

フェイスブック(Facebook)が、マインド・リーディング技術を開発する会社を買収した

CTRL-Labs社は、脳からの電気信号を解読するというリストバンドを製造している。同社によると、リストバンドを装着することで、思考を使ってコンピューターを制御できるようになるという。

フェイスブックの副社長、アンドリュー・ボスワース(Andrew Bosworth)は買収を発表した投稿で「脊髄にあるニューロンは手の筋肉に電気信号を送り、マウスをクリックしたりボタンを押したりといった動きを指示している。このリストバンドはその信号を解読し、デジタル信号に変換してデバイスに送り、直接コントロールできるようにする」と述べた。

注目すべきは、フェイスブックが家電事業に参入していないことだ(スマートカメラを除く)。フェイスブックは広告販売ビジネスで、ユーザーから提供されたデータを利用してビジネスを推進している。そのため、この技術は何か家電製品を開発するのではなく、フェイスブックがユーザーのデータを収集する方法として利用すると思われる。

そして恐ろしいことに、このデータ収集は脳から直接行われる。


XメンのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。

XメンのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。

Disney

あるツイッターユーザーはボスワースに対して「正直に言って、あなたたちはもうすでに我々のデータを十分に持っているではないか。これはひどいことだ」と述べた

これは、ボスワースの発言に対する反応を代表するものだった。「脊髄のデータへのアクセスできる企業のサービスで何かをしたいと思うだろうか。これまでのプライバシー関連の失策を考えると、できるだけフェイスブックを避けた方がいいのではないか」と別のユーザーは言った。

フェイスブックはこの件についてのコメントの要請に応じていない。

この反応は、小さな失態からケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)社のスキャンダルまで、何年にもわたってプライバシーに関する問題を起こし続けているフェイスブックへの人々の感情を反映している。ケンブリッジ・アナリティカは政治データ分析会社で、8700万人を超えるFacebookユーザーの個人データを不適切に取得していた。


[原文:Facebook reportedly spent more than $500 million to buy a mind-reading technology startup — and people are calling the move 'gross' and 'scary' (FB)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

あわせて読みたい

Popular

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み