ミレニアル世代のNo.1資産運用アドバイザーが若手投資家に教える5つのコツ

この記事はBI PRIME記事です。

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ミレニアル JPモルガン 投資

できるだけ早く貯金を始めることが重要だという(写真はイメージです)。

Westend61/Getty Images

  • セス・ヘイはモルガン・スタンレーで12億ドルを運用し、米フォーブス誌がアメリカにおける次世代のNo.1資産運用マネージャーとして名前を挙げた人物。
  • 若いクライアントに伝えている出資管理方法や、長期投資を最大限に活用するためのコツを、Business Insiderに教えてくれた。
  • 自分で管理できるものに焦点を絞り、計画を実現するプロセスを楽しむようにと、ヘイはクライアントにアドバイスする。

ミレニアル世代の最年長者でさえ定年からはまだほど遠く、退職の日を迎えるまでに不況に直面する可能性がある。

楽観的でいることはそのプレッシャーを和らげる手段のひとつではあるが、金融業界で活躍するミレニアル世代の考えを知っておくことも何かしら役立つのではないか。

セス・ヘイはそうしたミレニアルの代表格で、モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメント内のオークス・グループで12億ドル(約1300億円)の資産運用を手がけている。

米フォーブス誌が選ぶ「次世代を代表する資産運用アドバイザー」に3年連続ランクインし、2019年には栄えある第1位を獲得した。

Business Insiderの単独インタビューに応じたヘイは、自分の考えを若い投資家たちに伝えることで、彼ら彼女らが何をやりたいのか決め、計画に従って成功を得るための後押しをしていると語った。

1. 身分相応の生活をする

家や車やぜいたく品に家計からいくら充てることができるのか、収入から計算して出費する人が多いが、それは本来あるべき姿とは逆のアプローチになるとヘイは指摘する。特に若い人たちには、浪費を避けるよう警告している。

「若いうちに生活コストを適切な範囲に収めようとする習慣を身につけるべきです。良すぎるものに慣れてしまうと、そこまで良くないものに戻るのが難しくなりますから」

2. 優先順位を決めてから、計画する

ヘイはクライアントに対し、金銭的な視点からだけでなく、プライベートやキャリアの観点からも、自分の人生にとって何が最も大切なのかを見きわめるようアドバイスしているという。何が必要なのかがわかっていないと、それを得るための計画を立てることはできないからだ。

若い人たちの多くが最優先の課題と考えているのは、家を買うための貯金だ。大まかに見て、住宅はリターンはそこまで大きくないが価値ある投資だとヘイは評価する。不動産担保ローンを活用してレバレッジを効かせることで、大きなリターンをあげられるからだ。

また、退職プランも若い人たちの優先順位リストの上位にあげられることが多い。年月を重ねることで複利的にリターンが積み重なっていくので、できるだけ早く貯金を始めるよう、ヘイはアドバイスしている。

3. 投資をゲームにする

毎年新しい目標をつくり、それを達成して、さらにそれを超えていく……という習慣を、面倒だと思わずに楽しむ努力をするべきだとヘイは言う。そうすることで、長期計画を実行するのが実に楽になるそうだ。

投資用口座にいくら貯まるかを目標にするだけでなく、貯金や投資というプロセスに焦点をあてるべきだとヘイは強調する。口座に貯まる金額を決めるのは、結局のところ株式市場の動きだからだ。

4. 資産配分に力を入れない

投資戦略においてリターンを最大限にするためには、細かいポイントがたくさんあり、微調整が必要だ。しかし、ヘイは若い投資家たちに、忙しくいろいろやり過ぎて本質を見失うことのないようにとアドバイスしている。

最も重要なのは、できるだけ早く貯金して投資し続けることだ。

「資産配分や個別株の選択にこだわりすぎないことです。それより大事なのは、キャリアの早い段階から毎年投資に回す資金を用意できるようにすること、あるいは一定の間隔で一定の金額を継続的に投資するドルコスト平均法を実践すること。そうすれば、一般的な市場リスクは避けられます」

5. 悪いニュースを喜ぶ

あくまで貯金と投資が目的なのだから、市場の急落をあまり心配しすぎないこと。若いうちに退職後に向けてできるだけ投資すること、なるたけ早めにドルコスト平均法で投資を行うこと、さらにはキャリアの浅いうちに景気の低迷を経験することで、あとからより大きなリターンが得られるとヘイは言う。

「株価の急騰や急落後の一時的な反発、下げ相場や景気後退を喜ぶように言っています。なぜなら、そうしたときにこそ大きなお金が生まれるからです。特に、キャリアがごく浅いうちに投資を始めれば、組んだポートフォリオへの投資を2倍、3倍に増やすとか、株安の間により多くの株を買うとか、多くの機会を得られるでしょう」

[原文:America's No. 1-ranked millennial wealth adviser reveals his 5 definitive tips for young investors

(翻訳・編集:Miwako Ozawa)

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