ソフトバンクは同社のオンラインショップで一時、Pixel 4と思われる画像を表示していた。
撮影:小林優多郎
ソフトバンクは、10月11日に同社のモバイル版オンラインショップにおいて、グーグル製スマートフォン「Pixel 4」と思われる画像を公開した。Business Insider Japan編集部では、同日16時から17時の間に表示されていることを確認した。
17時を過ぎると、表示は現行の「Pixel 3」のものに置き換わっていった。
Pixel 4は、グーグルが日本時間10月16日に発表する見込みの新型スマートフォン。従来機とは異なり、グーグルはすでにPixel 4の開発と、タッチレス操作機能、顔認証によるロック解除機能、先進的なセキュリティー機能を備えるなどの情報を正式に公開している。
また、同社は9月にアメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアにPixel 4ローンチイベントの広告を掲載。その際に、映し出された端末の背面と今回ソフトバンクが公開してしまった端末画像の背面は酷似している。
該当画像は17時頃に既存の「Pixel 3」の画像に差し替わっており、Business Insider Japanがソフトバンクに問い合わたが、同社広報室はコメントを控えた。
Pixel 4日本発売はほぼ確定、販売チャネルは?
グーグルはすでに、Pixel 4に関する一部の情報を公開している。
出典:グーグル
前述の通り「Pixel 4」は、グーグル自身が情報を「ちょい出し」しているため、機能的な部分などの驚きは少ない。
しかし、仮にソフトバンクが公開した端末画像がPixel 4を扱う“予兆”なのだとすれば、今まで公開されていなかった「日本発売」はほぼ確定したと考えていいだろう。
グーグルの直販サイトでは、「10月16日をお楽しみに」と告知されている。
出典:グーグル
なお、同日には NTTドコモが新製品発表会を開催しており、その後の囲み取材では「Pixel 4を採用するのか」という質問が飛びだした。
NTTドコモのプロダクト部長、安部成司氏は「個別の商品についてのコメントは控える」としながらも「Pixelも非常にいい商品だと思っている。今後どのような形になるかは別途検討して、発表できるタイミングでさせていただきたい」と述べている。
日本でのPixelシリーズは2018年の「3」に続いて、2019年に「3a」が発表され、SIMフリー版以外にもそれぞれNTTドコモとソフトバンクが取り扱っている。Pixel 4でも同様の展開となるのか、16日以降の正式発表が待たれる。
(文、撮影・小林優多郎)