「80年前のことは覚えていない」…ユニクロのCM、韓国で中止に

このCMは、98歳のアメリカのファッションアイコンと10代のファッションデザイナーが会話するものだった。

このCMは、98歳のアメリカのファッションアイコンと10代のファッションデザイナーが会話するものだった。

Youtube/Uniqlo

  • ユニクロは、CMの内容が戦時中の従軍慰安婦を嘲笑しているとして韓国で非難されたため、広告を中止した。
  • その広告は80年前について言及しており、それが第二次世界大戦中の日本による占領を連想させることから批判を引き起こした。
  • ロイターによると、この広告は19日にユニクロによって韓国での放映を中止されたという。
  • これは両国の貿易戦争が激化する中で起きた。

ユニクロが韓国でのテレビCMの放映を中止した。そのCMが第二次世界大戦中の日本による朝鮮の占領や、従軍慰安婦に言及したとして非難されたためだ。

このCMでは、98歳のアメリカのファッションアイコン、アイリス・アプフェル(Iris Apfel)と10代のファッションデザイナー、ケリス・ロジャース(Kheris Rogers)が会話している。

アプフェルはティーンエイジャーの頃どのような服装をしていたか尋ねられ、英語では「ああ、そんなに昔のことは覚えていないわ」と答え、日本語版では「昔のことは、忘れたわ」と訳された。韓国向けに翻訳されたとき、台詞は「80年以上前に何が起こったのか、どうすれば覚えていられますか」となっていた。

「80年前」への言及は、コメントが従軍慰安婦を嘲笑したと感じた韓国人から非難を受けた。

「80年前」への言及は、コメントが従軍慰安婦を嘲笑したと感じた韓国人から非難を受けた。

Youtube/KBS media

「80年前」と直接的に言及したことは、一部の韓国人から批判を招いた。彼らの多くは、その時代を日本の占領と結びつけている。

韓国の放送局KBSによると、韓国人はこの広告が第2次世界大戦中の日本による韓国占領に言及していると感じており、具体的には従軍慰安婦にことだという。

ユニクロの広報担当者のコメントは得られなかった。

フィナンシャル・タイムズによると、ソウル市内のユニクロの店舗前で、大学生らが集まって謝罪を求める集会を開いた。

そのCMの内容は以下の通り。

ロイターによると、ユニクロは19日に広告を止める決定を下したという。ソウルのユニクロ関係者は、ロイターに対し、「慰安婦問題や日韓問題に触れるつもりはなかった」と述べた。

この事件は、日韓間の貿易戦争が激化する中で起きた。

韓国の最高裁判所が昨年、日本企業に第二次世界大戦中の韓国人労働者への賠償を命じたことを受け、日韓関係は悪化している。

[原文:Japanese clothing giant Uniqlo pulled a TV ad in South Korea after viewers complained it mocked World War II sex slavery amid the 2 nations' escalating trade war

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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