東京モーターショー2019開幕!もはやこれは脱モーターショー

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運転席を持たない自動運転時代に向けたコンセプト車両「イーパレット」で登場したトヨタ自動車の豊田章男社長。

撮影:大塚淳史

自動車の国際見本市「東京モーターショー」が10月24日に東京ビッグサイトで開幕。前日23日には報道陣向けの先行公開が行われた。約1カ月前の会見で、日本自動車工業会の会長であるトヨタ自動車の豊田章男社長が予告していたように、子ども向けのコーナーがあったり、全くモビリティと関係ない展示があったり、eスポーツの試合が行われるなど、これまでのモーターショーとは一線を画した「脱モーターショー化」ともいえる展示が注目だ。

トヨタの記者発表には「VTuberモリゾウ」が登場

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10月23日の報道陣向けのカンファレンスで登場した、トヨタ自動車の豊田章男社長に模したVTuber「モリゾウ」。

撮影:大塚淳史

23日午後1時半から行われたトヨタのプレスカンファレンスにもユニークな演出があった。豊田社長を模した2次元キャラクターが「VTuber『モリゾウ』」としてディスプレイに現れ、今回のコンセプト「人を中心とした未来のモビリティ」を説明した。その後、豊田社長本人が自動運転EV「e-Palette(イーパレット)」に乗って登場した。その後もモリゾウと共に報道陣に説明した。

今回のトヨタのブースでは、新車を紹介せず、乗って「未来の健康診断」、「未来の着替え」を体験するクルマや、体験することでポイントを溜めてブース内にある「トヨタコンビニ」でトヨタのグッズと交換できるなどの楽しめる工夫が散りばめられている。

今回のトヨタブースは人を中心とした未来の暮らしをテーマにしました。お越し頂いた皆さんに楽しんでもらえること。ファン(楽しさ)を感じてもらうことを大切にしました。それは未来のモビリティーにおいてもファントゥドライブにしてもらう気持ちと同じです。今日はトヨタブースを知ってもらうことが目的です」(豊田社長)

「脱モーターショー」を感じさせる体感コーナー

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ダイハツが次世代型軽トラック「TsumuTsumu(ツムツム)」。名前の由来は「積む」で、ドローンを搭載を想定。上部が開いて離着陸する。農業用途をイメージしている。商用化は未定。

撮影:大塚淳史

基本的には、日産自動車、三菱自動車、マツダなど、EV車を中心とした、通常の自動車の展示がされている。一方で、物流向けの自動運転EVや、ドローンなどを載せることを想定したコンセプトカーなどユニークな展示も少なくなかった。

ただ、それ以上に「脱モーターショー」を感じさせたのが、有明、青海の開催2エリアの内、青海にあるFuture Expoエリア、キッザニアと自動車メーカーが提携したキッズ向けエリア、そして小型モビリティを体験できるエリア。いずれも体感型展示だ。

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「Future Expo」コーナーは未来を体感できる展示が多い。10月23日のプレスデーでも多くの人が立ち寄っていた。

撮影:大塚淳史

Future Expoは、実際には青海エリアの展示館ではなく、隣接するトヨタの所有施設「MEGA WEB(メガウェブ)」にあり、モーターショーの会場というよりはテーマパークの雰囲気が満載。近未来の乗り物をイメージしたモビリティーの展示もあるが、モビリティーとは全く関係ないスポーツテックの体験コーナーのほか、eスポーツの大会などが開かれるステージもある。

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「Future Expo」では自動車とは全く関係ない展示も少なくない。

撮影:大塚淳史

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10月23日に行われたeスポーツのエキシビションマッチ。

撮影:大塚淳史

また、今回の特徴の1つである子ども向けの仕事体験施設「キッザニア」と自動車メーカーらが作った子ども向け、家族向けのコーナー。フェンダーやライトの取り付けといった「自動車整備」を体験できたり、トラックの設計を考えたりと、子どもが身をもって車を作る面白さを味わえる。また、F1のバーチャル体験、災害時のショベルカーの遠隔操作体験といった展示もある。

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キッザニアのコーナーでは、子供が自動車をさまざまな形で楽しめる。

撮影:大塚淳史

また、有明と青海の間を「オープンロード」として、電動キックボードや小型モビリティーに乗って移動体験が楽しめる仕掛けも(要予約)。日本ではなかなか体験できない「街中での走行」だけに、未来のモビリティーのある世界を体験できるチャンスともいえる。

なお、東京モーターショーは高校生以下は無料で入場できる。期間は11月4日まで。

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今回の東京モーターショーでは、小型モビリティに乗って楽しむことができる。

撮影:大塚淳史

(文、写真・大塚淳史)

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