陽徳郡の温泉観光地区を視察する金正恩委員長。
KCNA
金正恩朝鮮労働党委員長は北朝鮮の観光の目玉である新しい温泉地区を視察し、湯船の縁にあぐらをかいて写真撮影を行った。
金委員長は建設中の平安南道にある陽徳郡温泉観光地区を訪れ、「気持ちが良く、元気がわいてくるようだ」と述べたと、朝鮮中央通信(KCNA)は10月25日に報じた。
視察の様子と新たな観光地区の様子を写真で見てみよう。
12月の完成を前に、金委員長は陽徳郡温泉観光地区を訪れた。
陽徳郡温泉観光地区を訪れた金委員長。
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朝鮮中央通信によると、この温泉観光地区は「温泉療法やスポーツ、文化のための施設で、人々の健康を増進するための広場」になるという。
温泉卵作りを視察する金委員長。
KCNA
陽徳郡温泉観光地区について、金委員長は「この地域の地理的性質および自然環境に完璧に合っている」と述べたと、朝鮮中央通信は報じている。
Reuters
金委員長は陽徳郡温泉観光地区の視察を引き合いに、金剛山にある韓国のリゾート施設を「時代遅れ」で「みすぼらしい」と批判、撤去すべきだと述べたと、ロイターは報じた。
金委員長は、北朝鮮の新たな温泉施設は韓国の「適当に建てた建物で利潤を追求しようとするた資本主義企業の建築」とは対照的だとも述べたという。
金委員長は景色を楽しみ、部下はメモ取りに忙しかった。
KCNA
8月下旬にもここを視察していた金委員長は、工事の進捗ぶりに満足していたと、朝鮮中央通信は報じている。
KCNA
上空から見た施設の全体像がこちら。
KCNA
(翻訳、編集:山口佳美)