母親になって約1年…… 危機に陥ったわたしたちの結婚を救ったのは、毎週末の"家族会議"だった

カップル

筆者にとって、家族会議が自分と夫がチームであることを実感する助けになったという。※写真はイメージです。

Getty Images

  • 筆者メリッサ・ペトロ(Melissa Petro)は、ニューヨークで暮らすフリーランスのライターで教師、妻、母親だ。
  • 初めての子どもが生まれたときは幸せいっぱいだった。だが、母親になって1年が経つ頃には、自身の結婚が危機的な状態にあると気付いた。
  • そこで、彼女と夫は日々の仕事を分担し、情報を共有する家族会議の時間を持つことにした。課題を持ち寄り、まずはお金について話し合うようにした。
  • このシステムは、子を持つ親たちには大いに役立つ。筆者はこのシステムのおかげで、自身がチームの一員なのだと心から感じられるようになった。

初めての子どもが生まれたとき、わたしは喜びと感謝の気持ちでいっぱいだった。だが、いっぱいいっぱいでもあった。家事に加えて、新生児のニーズに応えなければならない一方で、エンドレスな洗濯物の山を片付けるために自分のキャリアをお預けにしていることへの迷いといった、新しく母親になった人間にありがちな(でもわたしにとっては馴染みのない)不安定な気持ちを乗り越えるのは不可能に思えた。

睡眠不足によって増幅されたこうしたストレスの全てが、自分自身や夫との数えきれないケンカにつながった。

育児や育児に伴う感情について話し合う代わりに、わたしたちは互いにストレスをぶつけ合った。こうしたケンカは、生まれたばかりの子どもが泣き止まず、誰もが疲れ果てた夜中にしばしば起きた。午前4時、息子のオスカーが他の部屋で泣き叫んでいるときに、わたしたち夫婦は過去の怒りを持ち出し、自分たちの感情を不器用に表現し、互いの育児スタイルを攻撃し合っていた。わたしは腹を立て、自分は理解してもらえない、孤独だと感じた。母親になって1年が経つ頃には、わたしたちの結婚が危機的な状態にあると気付いた。

ジャーナリストで『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』の著者でもあるジャンシー・ダン(Jancee Dunn)氏が、参考になった。親になったことで夫婦関係にもたらされる影響に対処するのは難しいと感じたダン氏は、時間が残されているうちに夫婦の問題を解決し、家庭を修復するための方法を見つけようと、最新研究を読み、著名なカップル及びセックスのセラピストに助言を求めた。

親になることによってもたらされた夫婦間の不和に、手っ取り早い解決策はないが、これまで繰り返し言われてきたシンプルかつ具体的な方法が1つある、とダン氏は言う。家族会議だ。これがわたしと夫が取り入れた解決策でもある。

家族会議とは?

筆者と夫

筆者と夫のアラン。

melissa.petro/Instagram

職場の会議と同じように、家族会議は時間と場所を決めて、仕事を分担し、情報を共有するために行うものだ。

「これは、今後のスケジュールや一般的なロジ、週末の予定について話し合う、定期的に開かれるミーティングです」と、ダン氏は言う。「感情面をチェックする機会でもあります。みんな大丈夫か? 誰かが何らかの問題を抱えていないか? 誰か燃え尽きたり、見落とされたり、いっぱいいっぱいになっていないか? 」

一緒に暮らし始めた頃はわたしと夫もこうした家族会議をしていたのだが、一番必要とするときになぜかわたしたちは家族会議をしなくなっていた。振り返ってみると、生活をともにし始めたストレスや結婚式の計画を立てるストレスは、初めての子どもが生まれたあとにわたしたちを襲った困難とは比べ物にならなかった。オスカーが1歳半になる頃には、わたしたち夫婦にまともなコミュニケーションはなくなっていた。

だが、家族会議というアイデアを復活させたことで、すぐに効果が見えた。夫が夕食の前に息子にクッキーを与えたとき、わたしは黙って、心のノートにこれは家族会議で話そうとメモをした。想定外に高い光熱費をめぐって言い争う代わりに、わたしたちは家族会議のある土曜日まで会話を延期した。そうすることで、わたしと夫はイラっとしても間を置くこと、問題を次の週の議題に加えることを学んだのだ。

議題設定

わたしたちの家では、家族会議はまず予算について話し合うところから始める。多くの家庭にとって、お金に関する話題は扱いが難しいものだ。だが、会議の出席者が全員、精神的にも物理的にも準備ができていれば、多少そのハードルは下がる。銀行の預金残高や支払わなければならない費用についてなんとなく想像する代わりに、わたしと夫はテーブルの真ん中に請求書を置き、それぞれのPCを前に、オンラインで口座の状況を見ながら話し合う。

お金の次は、わたしたちの息子に関する問題だ。長い間、睡眠や食事が話し合いの中心だったが、最近ではしつけや保育所、出産前検診を含む病院の予約、その他、2人目の子どもに関することが中心になっている(そう、わたしたちは2人目を授かった! )。

そのあとは、家のメンテナンスについて話し合う。そろそろ雨どいを掃除する頃か? 煙突のチェックをする頃か? 来週まで待てるか? 食洗器の修理は誰の責任で、いつやろうとしているか?

そして、最後に新しい問題 —— 誕生日、休日、家族旅行、イレギュラーな仕事などについて話し合う。

家族会議のメリット

筆者と夫

筆者と夫。

Courtesy of Melissa Petro / Instagram

家族会議の導入は、親になったことで夫婦関係にもたらされる影響に対処するのが難しいと感じているカップルにとって特に有意義なものだが、専門家は全ての家庭にメリットがあると言う。

バートン・ゴールドスミス(Barton Goldsmith)博士は雑誌『Psychology Today』で、「(家族会議は)より調和を高め、愛する人々との結びつきを深めるのに家族ができる最も効果的かつ絆を強める方法の1つであることが証明されている」と書いている。

家族会議は、それぞれに意思決定の力を与え、参加意識などを与えるものだ。最初は"母親兼マネージャー"のようになって、不釣り合いなほど山のような仕事を引き受けたとしても、家族会議を重ねることで、わたしと夫はわたしたちの責任を等しく分担できるようになった。

親であることについての自分の気持ちを表現するだけでなく、家族会議は夫の生活がどう変化したのか、理解を深めるのにも役立った。土曜日の会議を通じて、夫も自身の感情やストレスをはっきりと言葉にすることができるようになり、わたしも夫の肩にかかる責任や、夫がわたしたち家族のために払っている犠牲をより理解できるようになった。母親としての仕事はまだまだ難しい。だが、もう不可能だとは感じていない。そして、孤独も感じてはいない。わたしと夫はチームとして取り組んでいるという自信を新たに、わたしは家族会議を終えられている。

[原文:My husband and I have a 'family meeting' every week, and it saved our marriage after I became a mom

(翻訳、編集:山口佳美)

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