ジョンソン首相に「裏切られた」! イギリスでは、EU離脱に賛成した有権者の怒りが倍増中

EU離脱を求める人々

2019年10月21日、ロンドン。

Associated Press

  • 最新の世論調査によると、イギリスではEU離脱に賛成の有権者の半数が、10月31日までのブレグジットに失敗したジョンソン首相に「裏切られた」と感じている。
  • その怒りは、メイ前首相が3月のEU離脱に失敗したときの2倍に膨らんでいる。
  • メイ前首相がEU離脱に失敗したあと、イギリスではブレグジット党の支持率が上がった。
  • ジョンソン首相は、ブレグジットが遅れたのを議会と野党のせいにしようとしている。

最新の世論調査によると、イギリスではEU離脱に賛成の有権者の半数が、10月31日までのブレグジットに失敗したジョンソン首相に「裏切られた」と感じている。

ジョンソン首相はこれまで、「何としてでも」10月31日の離脱期限までにブレグジットを実現すると繰り返してきた。

9月のスピーチで、ジョンソン首相は「どんなことがあっても、わたしがブリュッセルに延期を求めることはないということを、全ての人に知っておいてもらいたい。我々は10月31日に離脱する。"もし"も"でも"もない」と述べていた。

だが、ジョンソン首相は10月下旬、ブレグジットを2020年1月31日まで3カ月延期することを求める書簡をEUに送付した。

最新の世論調査によると、EU離脱に賛成票を投じた有権者の49%が、ジョンソン首相が「やるか死ぬか」としてきた10月31日の離脱に失敗したことで「裏切られた」と感じているという。

離脱が1月まで延期されたことについては、57%が「失望した」、22%が「怒りを感じる」と答えたと、タイムズは報じている

メイ前首相の戦略、世論調査のアドバイザーだったジェームズ・ジョンソン(James Johnson)氏は、EU離脱に賛成する有権者の間の怒りは、メイ前首相が3月に離脱を延期せざるを得なくなったときの「約2倍」に膨らんでいると、タイムズに語った。

メイ前首相の離脱失敗後、2019年に立ち上がったブレグジット党の支持率は上がり、5月の欧州議会議員選挙で最多議席を獲得した。保守党は5位に沈んだ。

メイ前首相よりもブレグジットに関して強硬なアプローチをとったジョンソン首相は、こうしたロスを一部取り戻し、世論調査における保守党の支持率を上昇させた。直近のOpiniumによる世論調査では、各党の支持率は保守党が40%、労働党が24%、自由民主党が15%、ブレグジット党が10%だった。

[原文:Half of Brexit voters feel 'betrayed' by Boris Johnson's failure to get Brexit done on October 31

(翻訳、編集:山口佳美)

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