愛、皮肉、謝罪…死に際に残された印象的な言葉13選

ジェーン・オースティン

死以外はいらない

｢高慢と偏見｣などで知られるイギリスの小説家は、1817年、41歳の時に正体不明の病気で苦しみながら亡くなったが、Science-Based Writingによるとアジソン病かホジキンリンパ腫だった可能性があるという。『The New Oxford Book of Literary Anecdotes（オックスフォード文学逸話集）』によると、彼女の最後の言葉は兄ヘンリーによって記録された。

ウィンストン・チャーチル

何もかも、うんざりだ

フレーズ・ファインダーによると、1965年、イギリスの元首相は昏睡状態に陥り、ロンドンの自宅で90歳で亡くなった。『The Private Lives of Winston Churchill（ウィンストン・チャーチルの私生活）』によると、最後の言葉はシャンパンを差し出してくれた義理の息子クリストファー・ソウムズと話していたときのもの。

ネイサン・ヘイル

私はこの国のために失う命が一つしかないことが悔やしいだけだ

『Cato's Tears and the Making of Anglo-American Emotion』によると、21歳で教師からスパイに転身したこの人物の言葉は、18世紀に人気を博した戯曲『カトー（Cato）』のセリフをなぞらえたものだと、歴史家たちは考えている。

アメリカ独立戦争で大陸軍（アメリカ側）のスパイとして活動し、1776年にロングアイランドの戦いの後で捕らえられて絞首刑になった。

キケロ

兵士よ、お前がやっていることはまったく礼儀正しいことではないが、礼儀正しく私を殺してくれ

共和政ローマの政治家。紀元前43年、ユリウス・カエサルの死に続く権力闘争で、マルクス・アントニウスと対立したことで、暗殺の危機に直面した。キケロは一旦は逃げようとしたが、暗殺者と対峙して死を受け入れた。『Forgotten Justice（忘れられた正義）』によると、彼は暗殺者たちがより簡単に攻撃できるように、彼の寝台から頭を出しさえした。

マリー・アントワネット

許してください、わざとでは無いのです

2016年に出版された伝記『Marie-Antoinette』によれば、退位した元フランス王妃は1793年、刑場で死刑執行人にこう言って謝った。彼女はギロチンに向かう途中で執行人の足を踏んだのだ。

ジョー・ディマジオ

やっとマリリンに会える

『Joe and Marilyn: Legends in Love』によると、ニューヨーク・ヤンキースで活躍したこの有名な野球選手は、1999年に亡くなる直前に、元妻のマリリン・モンローと再会したいという願いを口にした。

ジョルジュ・ジャック・ダントン

私の頭を皆に見せてくれ、見る価値があるものだ

フランス革命時の政治家。最後は自分が成立に貢献した血なまぐさい政府によって殺された。『Famous Social Reformers & Revolutionaries』によれば、1794年、死刑執行人に反抗的な言葉を投げた後、ギロチンに処せられた。

ナポレオン・ボナパルト

フランス、軍隊、将軍、ジョゼフィーヌ…

ガーディアンによると、ナポレオンは自らの波乱に満ちた人生を振り返りながら、1821年にセントヘレナ島で亡くなった。彼の最後の言葉は単語の羅列で、元妻ジョゼフィーヌの名前で終わった。

ジョージ・ハリスン

愛し合おう

彼の妻と息子によるとビートルズ元メンバーは2001年、最後の愛のメッセージを伝えた後、肺がんで死亡した、とガーディアンが報じている。

トーマス・カーライル

これが死だ、よし！

経済学を｢陰気な科学｣と名付けたスコットランドの哲学者は、随筆家、歴史家、数学者としても活躍した。彼の伝記を書いたフレッド・カプランによると、彼は1881年に85歳でベッドの中で死んだ。

ジョージ・パットン

これは地獄のような死に方だ

このアメリカの将軍は、ヨーロッパでナチスを倒す戦いを指揮した後、1945年12月に自動車事故で麻痺状態になり、1945年12月20日に死亡したと『Patton and His Third Army』は伝えている。

ジェームズ・フレンチ

やあ、みんな！明日の新聞の見出しはこうだろ？フレンチフライ！

この殺人犯は、1958年にヒッチハイクで乗せてくれたドライバーを殺害し、収監された刑務所で同房者を絞殺した。News OKによると、彼は1966年8月10日に電気椅子で処刑された。Mirrorによると、彼は処刑される前に、集まった記者たちに向けて、記事の見出しを提案したことで知られている。

ノエル・カワード

おやすみ、ダーリン。また明日

フィリップ・ホアが書いた伝記によれば、この劇作家は1973年3月22日の夜、長年のパートナーや友人におやすみを言った後、所有するジャマイカの農場で心不全で亡くなった。（バミューダ島の自宅で亡くなったという説もある）