11月、カヤックLivingとBusiness Insider Japanの取り組みとして「紀伊半島はたらく・くらすプロジェクト」がスタート。12月6日まで紀伊半島の3拠点で、累計50名超がリモートワーク。移住に関心のある参加者たちが仕事や生活を共にする。
Business Insider Japanのテック担当の記者(筆者)とフリーデザイナーの妻は、第1の拠点である三重県・尾鷲(おわせ)市にやってきた。
海の幸が豊富な尾鷲で、釣り好きの妻のテンションはMAX。インドア派の夫の反応はいかに。尾鷲で起こった夫婦の変化の1シーンをレポート。
東京都心に比べれば、おもしろいほどよく釣れる!
漫画:さかいあい
妻にとって衝撃的なセリフがさらっと……
漫画:さかいあい
「魚はパックの状態で泳いでいる」とまでは思ってないが、超初心者の夫
漫画:さかいあい
お互いに忘れられない味と思い出になりそうです
漫画:さかいあい
魚を自分で初めてさばいてみた衝撃
宿泊先の民家から一歩出た先には青い海!
撮影:小林優多郎
個人的にすさまじい体験をした。まだピチピチと動く魚を手で押さえつけ、ウロコをとり、頭を落とし、内臓を取り出し、3枚におろす……。1年前、いや1週間前の自分でも想像できない。
筆者(夫)は料理は嫌いというわけでもないし、「男子、厨房に入るべからず」なんて古い考えも持っていない。
豊かな海と生きる港町・尾鷲で、本場の魚のさばき方を教わった。
撮影:小林優多郎
では、なぜ普段は在宅で仕事をしている妻に料理を任せ、自分は皿洗いを、という分担にしている理由は、単に喧嘩が少なくてすむから。
自分は料理に手慣れていないし、料理に使うキーワードもあまりわからないので、一緒に調理中に何か“失敗”をする。それを指摘されるとどうにも、反発心のギアが上がってしまう。つまり、自分の料理スキルにコンプレックスが主な原因という具合だ。
約2時間30分粘った結果。小魚やキタマクラも釣れたそうだが、海に帰したそう。
撮影:小林優多郎
そして、夕飯はこんな具合に!味付けは街で買っておいた醤油だけだが断然うまい。
撮影:小林優多郎
ただ、今回はせっかくのリモートワーク企画。しかも、その前にかなりていねいに魚のさばき方を教えてもらったのだから、実践しない手はない、と意気込んだ。
結果、やっぱり山口の大自然で暮らしていた妻とは料理スピードに雲泥の差はあったけれど、とくに喧嘩もなく夕飯をつくることができた。たぶん、妻も自分が奮闘していることを理解して、あまり口出ししないでくれたのだと思う。
最後のコマに料理体験に行こうかと書いてあるが、個人的にかなり興味をそそられている。おいしい食べ物が食べられて、夫婦仲もよくなるなら、やらない手はない。
(漫画:さかいあい、文・撮影:小林優多郎)