練習に向かう、チェルシーのオリビエ・ジルーとタミー・アブラハム(右)。
Getty/Glyn Kirk
- 流出したチームの罰金リストによると、イングランド・プレミアリーグのチェルシーFCの選手は、練習に遅刻すると毎回2万ポンド(約270万円)の罰金が科される。
- チームミーティングに遅刻した場合は1分ごとに500ポンド(約7万円)、ミーティング中に携帯電話が鳴った場合は1000ポンド(約14万円)、コーチへ連絡せずホームへ戻らなかった場合は5000ポンド(約70万円)が科される。
- この厳しい罰金制度はフランク・ランバード監督が行っていると、ガーディアンは報じた。
- しかしイギリス流の厳しい管理は機能しており、チェルシーは現在リーグ3位で、ヨーロッパチャンピオンズリーグでも好調だ。
チェルシーFCの選手は練習に遅刻するたびに2万ポンド(約270万円)の罰金が科されると、流出したチームの罰金リストには書かれていた。
チームミーティングに遅刻した場合は1分ごとに500ポンド(約7万円)、ミーティング中に携帯電話が鳴った場合は1000ポンド(約14万円)、コーチへ連絡せずに遠征に同行しなかった場合は5000ポンド(約70万円)が科される。
このほか、適切なタイミングでの病気の報告を怠った場合は1万ポンド(約140万円)、病院の診察へ遅刻した場合は2500ポンド(約35万円)となる。
チェルシーFCのフランク・ランパード監督。
Reuters/John Sibley
罰金は2週間以内に支払わないと2倍の金額になり、全額がチャリティーやチーム活動費にあてられる。ガーディアンによると、罰金リストは実在し、フランク・ランバード監督の署名が入っている。Business Insiderはチェルシーにコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。
これが全ての罰金リストだ。
チームのレジェンドでもあるランバード監督の厳しい管理体制は機能しているようで、チェルシーFCは2019-20シーズンを好調にスタートした。ランバードのチームは、これまでイングランド・プレミアリーグ12試合中8試合で勝利し、現在3位につけている。ヨーロッパチャンピオンズリーグでは、リール(フランス)とアヤックス(オランダ)に劇的な勝利をおさめ、決勝トーナメント進出の可能性を残している。
イングランド代表も選出されているタミー・エイブラハム、メイソン・マウント、フィカヨ・トモリは、イギリス流の管理体制下で成長した若手選手だ。またウィリアンやクルト・ズマなどのベテラン選手も好調を保っている。
チェルシーはこの後、11月23日にリーグ戦でマンチェスターシティと、28日にはヨーロッパチャンピオンズリーグでスペインのバレンシアCFと対戦する。
(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)