自動運転、スマートグラス、サブスク…今後10年のためにアップルが進めていること

アップルのCEO、ティム・クック。

アップルのCEO、ティム・クック。

Justin Sullivan / Getty Images

  • アップルは10年以上に渡って、iPhoneの製造と販売で数十億ドルを稼いできた。
  • では、iPhoneの次はどうなるのだろうか。それは大きな問題だ。
  • アップルは、スマートグラスから自動運転技術、さらには次のiPhoneに至るまで、いくつかのプロジェクトを進めている。

アップルは、今やユビキタスな存在になったiPhoneで過去10年間のテック業界を支配してきた。そして今後10年間に向けて、さまざまなプロジェクトを進めている。

これらのプロジェクトの少なくとも1つは、iPhoneを代わるものを作ることを目的としている

自動運転技術からスマートグラス、Netflixへの挑戦まで、今後10年間、引き続き支配するためにアップルが進めている計画を見てみよう。

1.iPhoneに代わるもの:スマートグラス

スマートグラス

Mason Trinca/Reuters

The Informationのレポートによると、アップルは「だいたい10年」でiPhoneを置き換えようとしている。しかし、iPhoneの後に何が来るのか?

レポートによると、スマートグラスの最初のバージョンは2022年に、 「よりスマートな」バージョンは2023年にリリースされる予定だ。さらに、アップルの幹部は「およそ10年で」ヘッドセットがiPhoneに取って代わると見ている。どちらの製品も発表されていないが、2つのヘッドセットは、アップル本社での10月の秘密会議で従業員に詳細が伝えられたという。

The Informationのレポートにコメントした会議に出席者によると、2つのデバイスを次のようなものだ。

  • 2022年に予定されている最初のデバイスは、OculusのVRヘッドセットに似ており、高解像度ディスプレイと外側に取り付けられたカメラで周囲をマッピングする機能を備えている。
  • 2023年に予定されている2つ目のデバイスは、サングラスに似ており、バッテリーとプロセッサを収容する厚いフレームを備えている。このメガネは終日使用することを目的としており、iPhoneに代わるデバイスをリリースするというアップルの最終的な目標に一歩近づいている。

アップルのスマートグラス・プロジェクトに関する以前のレポートでは、2020年にリリースされるとしていた。アップルは、2015年以降、いわゆる拡張現実のアイウェア開発に取り組んでいる。

2.たくさんあるサブスクリプションサービスの統合

2.たくさんあるサブスクリプションサービスの統合

Apple

最初は「Apple Music」、次に「Apple News Plus」と「Apple Arcade」、そして最近では「Apple TV Plus」だ。ここ数年で、アップルはNetflixやSpotifyなどが支配するサブスクリプションサービス市場でも大手へと急速に成長した。ブルームバーグのゲリー・スミス(Gerry Smith)氏とマーク・ガーマン(Mark Gurman)氏の記事によると、アップルは 「Apple Music」 「Apple TV Plus」 「Apple News Plus」 の統合を検討しているという。これは早ければ2020年にも登場する可能性があるという。そのサービス群には、9月に開始したビデオゲームのサブスクリプションサービス 「Apple Arcade」 は含まれない。

2015年のApple Musicを皮切りに、アップルはここ数年、会員制サービスに力を入れている。特に2019年には、「Apple News Plus」 「Apple TV Plus」 「Apple Arcade」 という主要なサブスクリプションサービスを開始した。

ディズニー、Netflix、HBOなどとの競争が激化している中でも、アップルは減速の兆候を見せていない。

3.自動運転技術

3.自動運転技術

Samantha Lee/Business Insider

アップルの自動運転技術の開発は秘密のコードネームでさえ壮大だ。「プロジェクト・タイタン」という名で内部では知られている。

アップルはこの5年間、自律走行技術に取り組んできた。このプロジェクトには何千人もの従業員がおり、途中でレイオフもあった。アップルはまだプロジェクト・タイタンを正式発表していないが、そのような取り組みが進行中であることは認めている。「自律走行システムには大きな可能性があり、アップルには貢献できる独自の能力がある。これまでで最も野心的な機械学習プロジェクトだと信じている」と、何百人もの従業員を他のプロジェクトに異動させた際にCNBCへのコメントで述べた

さて、謎のプロジェクトとはどういうことだろう。ある時点では、それは自動車の製造、自動運転技術を使ったアップルの車だと言われていた。しかし現在では、プロジェクト・タイタンはソフトウェアにフォーカスしたプロジェクトに変化したと報じられている。

4. 5G対応の最速iPhoneは、2020年に登場する可能性がある

4. 5G対応の最速iPhoneは、2020年に登場する可能性がある

Crystal Cox/Business Insider

それは間違いない。アップルは、現在進行中のさまざまなプロジェクトに関係なく、今後何年もiPhoneを作り続けるだろう。2020年も例外ではない。アナリストとメディアは、iPhone 12(来年のiPhone)に5G対応を期待している。

5Gは、現在の標準である4G/LTEに続くスマートフォンの次のステップだ。簡単に言うと5Gはスマートフォンユーザーにこれまでにない速度をもたらす。ただし、5Gへの移行は緩やかであり、5Gネットワ​​ークで動作するハードウェアを備えたデバイスのみが恩恵に預かることができる。

これまでの複数の報道によると、アップルの次のiPhoneには、5Gネットワ​​ークで動作するハードウェアが組み込まれるという。2020年のiPhoneには、よりよいカメラと画面埋込み型Touch IDも期待されている。アップルは毎年9月にiPhoneの公開イベントを開催しているので、我々が本当のことを知るのは数カ月先になるだろう。


[原文:The next 10 years of Apple will include self-driving cars, computer glasses, and — yes — a much faster iPhone (AAPL)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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