充実した読書だった……と思ったのに、数日後には話のスジさえあいまい。よくある話だ。
Flickr / Pedro Ribeiro Simões
どんなに面白がって読んだ文章でも、そのうちほとんど忘れてしまう、という人は多い。
確かに、忘却は人類に共通の現象ではあるけれども、だからといって、ただ諦めるしかないという結論はならない。
実は、読んだものをもっと長いこと記憶にとどめておく、簡単でクリエイティブな方法はいくらでもある。それが小説であれ、ニュース記事であれ、科学の教科書であれ。
そうした方法のいくつかは、知識共有プラットフォーム「クオーラ(Quora)」のスレッド「読んだばかりのものを忘れないようにするにはどうしたらいい?」にも書いてあるし、ウェブ検索でよく調べれば、いろいろ出てくる。
以下に最も実用的な10のテクニックを紹介しよう。
1. テーマについての知識を仕入れておく
ブロガーのリアン・バトルスは、テキストを読む前に、そのテーマに関連する知識を仕入れておくことをオススメしている。
「あることがらについて理解していればいるほど、事実を記憶につなぎとめる『フック』が生まれるのです」