これはアップルの製品ではない。
Aaron Beckman
アメリカでは、17歳の高校生が作ったあるモノが話題になっている。アップル(Apple)のワイヤレスイヤフォン「AirPods」の形をした巨大Bluetoothスピーカーだ。
スピーカーを作ったミネソタ州の高校生アーロン・ベックマンさんによると、高さ約25cmのこの"AirPods風"スピーカーは、スピーカーとして完全に機能しているという。ベックマンさんが11月上旬にこのスピーカーの写真をRedditに投稿すると、7万8000以上の「賛成」と2000以上のコメントが付いた。
ベックマンさんが「AirPod Max」と呼ぶこのスピーカーを作るにあたっては、高校のロボット工学のチームを通じて、3Dプリンターを使用したという。
どうやってこの"AirPods風"スピーカーを作ったのか? ベックマンさんに聞いた。
ベックマンさんのデザインは、驚くほどオリジナルのAirPodsに忠実だ。
左が"AirPods風"スピーカー、右がアップルのAirPodsだ。
Aaron Beckman; Apple
左耳用であることを示す「L」の文字など、細かなディテールまでしっかり再現されている。
上が"AirPods風"スピーカー、下がアップルのAirPodsだ。
Aaron Beckman; Apple
スピーカーの全体の形は3Dプリンターを使って作ったが、「L」の文字は塗料で描き、メッシュ状に見えるAirPodsの中のスピーカー部分は網戸を使って作ったのだという。
Aaron Beckman
スピーカーとしてちゃんと使えるよう、ベックマンさんは中身も自分で組み立てた。次は、右耳用の"AirPod Max"を作って、ステレオにしたいと考えているという。
Aaron Beckman
一般的なBluetoothスピーカー同様、充電ポートも付いている。このスピーカーを作るのに約22時間かかったと、ベックマンさんはBusiness Insiderに語った。
Aaron Beckman
(翻訳、編集:山口佳美)