ウーバーがロンドンでの免許を失って、その代わりになるのはライバルのインド企業

インドにおけるウーバーの競合企業であるオラのCEO、バビシュ・アガルワル(Bhavish Aggarwal)氏。

インドにおけるウーバーの競合企業であるオラのCEO、バビシュ・アガルワル(Bhavish Aggarwal)氏。

Shailesh Andrade/Reuters

  • インドの配車サービス企業オラは、ロンドンでオンデマンドの配車サービスを開始する準備が整ったと発表した。2020年早々に開始すると見られる。
  • この発表は、ウーバーがロンドンでの営業許可を失った翌日のことだった。
  • オラがロンドンで間もなくサービスを開始するということは注目に値する。同社は、主な出資者がソフトバンクで、ウーバーと同じだからだ。オラはライバルの不運を尻目に、ドライバー確認機能を強化して対抗した。
  • オラはインドで創業し、2018年からイギリスで営業しているが、ロンドンでの営業許可を取得したのは2019年夏だった。

インドの配車サービス企業オラ(Ola)は、オンデマンドの配車サービスをロンドンで開始する準備が整ったことを発表した。Business Insiderは、オラが2020年1月からサービスを開始すると見ている。

オラはウーバー(Uber)の競合で、同様のサービスを提供する。さらに両社はともにソフトバンクから出資を受けている。ソフトバンクはウーバーに80億ドル(約8760億円)近くを出資した。オラには、それより少ない金額を出資したと考えられている。オラは現在まで総額38億ドル(約4160億円)の資金を調達している。

オラの発表は、ロンドン市交通局がウーバーの不正なドライバーを発見し、ロンドンでの営業許可を取り消した翌日のことだった。ロンドン交通局は「不正なドライバーが1万4000回ものサービスを行ってきた。つまり、ウーバーのドライバーとしての資格を持たないドライバーが偽って乗客を受け入れていたということだ」と述べた。

ロンドン交通局の決定は、350万人のユーザーを有する世界的に見ても大きなマーケットの1つである、イギリスの首都でのウーバーの地位を危うくした。ロンドンはトップ5の売上を出す都市だと、同社は述べてきた。

出資している企業は同じであるが、オラはライバルに不幸が訪れたとき、特に不正ドライバーの問題が生じているときに対抗措置を取った。オラは、運転免許証の写真とアプリにアップロードした写真を使って本人確認に顔認証技術を使用し、認証されたドライバーのみが運転を許可されると述べた。これは交通局からの要請というより、同社が自主的に導入する技術であると見られている。

アプリ上でロンドン市交通局から営業を禁止されたドライバーには許可を与えないと、同社は付け加えた。ウーバーは、交通局から免許を取り消されたドライバーも営業を許可していたため、営業許可を失うことになった。

オラは2018年8月にイギリスでサービスを開始し、ロンドン近郊の都市で営業を行っている。同社は2019年7月、ロンドンでの営業許可を取得した。同社はロンドンでのサービス開始日について発表しなかったが、ドライバーの登録は開始したと述べた。

オラのインターナショナル部長、サイモン・スミス(Simon Smith)氏はプレスリリースで次のように述べている。

「本日、ロンドンの何万人ものドライバーにオラへの登録を案内する。我々は近々、ロンドン市内でサービスを開始する。 我々は、安定した交通サービスを築いてきており、ロンドン市交通局の基準に即している。過去数カ月間、我々はロンドン市当局やドライバー、地域コミュニティと建設的な会話を重ねてきており、革新的で意義ある方法で交通の問題を解決できると期待している」

ウーバーは11月25日に、ロンドンの営業ライセンスに関する決定を上訴すると発表した。その審議が続く間が、ロンドンで操業を続けることができる。

[原文:Indian cab app Ola plans to take on Uber in London in 2020, and they happen to share the same big investor

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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