ボーイング、事故を起こした737MAXの新バージョンを控えめに発表

ボーイングの最新ジェット機、737 Max 10がワシントン州レントンの工場で控えめに発表された。

ボーイングの最新ジェット機、737 Max 10がワシントン州レントンの工場で控えめに発表された。

Boeing

  • ボーイングは11月22日に、トラブルを抱えた737MAXの新しいバージョンを発表した。737MAXが2回の墜落事故の後に世界中で運用が停止されているにも関わらずだ。
  • ワシントン州レントンの本社で行われた、主に従業員が出席した控えめな式典で、737MAX10は発表された。
  • MAX10は、先日行われたドバイ航空ショーの花形だったエアバスA321XLRのライバルだ。 エアバスは航空ショーで57億ドル(約6200億円)相当のA321XLRを受注した。
  • 737MAXは、合計346人が死亡した2回の墜落事故により、2019年3月以降は運用が取りやめられ、2020年まで復帰する見込みはない。

ボーイングは11月22日(現地時間)、2つの致命的な墜落事故の後に運航が停止したままの737MAXの最新型機を公開した。

ワシントン州レントンの本社で主に従業員が出席して行われた控えめな式典で、ボーイングは、737のこれまでの最大バージョンである737MAX10を発表した。

MAX10は、最大で230人の乗客を収容でき、これは2回の事故で合わせて346人の犠牲者を出した MAX8より約30人多い。

ボーイングの発表会にいつものような華やかさや興奮はなく、同社は、MAX10をほとんど宣伝せず、機体の写真を1枚だけ掲載した短いプレスリリースを送っただけだった。

737MAXの当局による再承認と最終的な運航再開についての疑問が残る中、同社は声明で、安全性に焦点を当てていることを強調した。

「このチームが安全性と品質に絶えず注力していることは、顧客である航空会社とボーイングの飛行機に乗るすべての人に対する当社のコミットメントを示している」

アメリカ連邦航空局 (FAA) は、事故の原因になっている737MAXのソフトウェア 「MCAS」 に加えられた変更を検証しているが、737MAXがいつ再飛行を許可されるのかは不明だ。

それは2020年のどこかの時点だと予想されているが、多くの航空会社は、少なくとも2020年3月までは、この飛行機を運航予定から外している

そして、安全性に対する航空業界で働く人々の懸念は続いている。11月、アメリカン航空の客室乗務員組合の代表はボーイング社に対し、737MAXの再承認プロセスに客室乗務員を関与させるように要請し、乗務員の中には運航が再開してもこの飛行機には乗りたくないと言っている者もいると述べた。数日前、サウスウエスト航空のパイロットたちは、ボーイング社を「傲慢で、無知で、貪欲だ」と非難した

この新しいジェット機の発表は、航空各社が737MAXのライバル機であるエアバスのA321XLRの高い信頼性を知ったイベントの後に行われた。ドバイ航空ショーの期間に注文された40機を含めて、エアバスはA321XLRを約57億ドル(約6200億円)分受注したという。


[原文:Boeing quietly unveiled a new version of the 737 Max, even though it is still grounded around the world

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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