【武部貴則5】イノベーターを予測して投資を。再生医療界のホープは財団つくり研究資金を調達

武部貴則

撮影:鈴木愛子

再生医療研究の世界が今、揺れている。

日本ではiPS細胞を備蓄する「ストック事業」への予算を、国が打ち切るという動きもあった。結果的に予算は継続されたが、関係者からは困惑の声も漏れてくる。

連載シリーズ「ミライノツクリテ」5回目となる今回は、日米に拠点を置く再生医療研究のフロントランナー・武部貴則(32)に、独創性を育む人材育成や研究環境づくりへの問題意識について語ってもらった。

僕は24歳の時の決断で、「医者じゃない医者」になりました。白衣を着ない僕に今できることを最大限にやろうと、いろんなことに手を伸ばしています。

まず、「自分、もしくは自分の所属している組織にしかできないこと」を見定めることが大事だと思うんですね。前回お伝えした「広告医学」という医療の再構築の実践も、「境界領域を自由にまたげる僕」「医療研究に携わり、患者家族の経験もある僕」にしかできないことだという自負を持って取り組んでいます。

次に大事なのが、「未来」に見定めたゴールから逆算して「現在」すべきことを見つめる、「バックキャスティング」の思考法。「未来」と「現在」にギャップがあれば、壁を崩すことも厭わない勇気が必要です。

私費を投じて研究財団をつくる理由

武部貴則

撮影:鈴木愛子

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