もう棒読みとは言わせない…アレクサが感情を込めて話すようになった

アマゾンのジェフ・ベゾスCEO。

アマゾンのジェフ・ベゾスCEO。

Reuters

  • アレクサがアメリカのユーザーに対して「うれしい、わくわくする」、あるいは反対に「残念、同情する」といった感情のこもった反応を返せるようになった。これらの感情は弱、中、強の3段階で調整できる。
  • アレクサが、もうこれまでのような単調なバーチャルアシスタントではないことを、アマゾンが11月26日にブログで発表した。
  • アマゾンによると、アレクサの感情表現には、同社の音声合成システム、NTTS(Neural text-to-speech)が用いられている。それによって例えばユーザーの答えが間違った場合はがっかりとした口調で、ユーザーがゲームに勝った場合は興奮した口調で反応することができる。
  • さらに、アレクサの口調に「ニュース」「音楽」という2つのスタイルが付け加えられたことも紹介された。

人によっては悪夢と感じるかもしれない、この日がついにやってきた。アレクサ(Alexa)が感情を表せるようになったのだ。

バーチャルアシスタントのアレクサを開発したアマゾン(Amazon)は、アレクサがアメリカのユーザーに対して感情のこもった反応を返せるようになったと、11月26日のブログで発表した。「うれしい、わくわくする」、あるいは「残念に思う、同情している」といったトーンを表すことができる。例えば、ユーザーの答えが間違っていた場合はがっかりした口調で、ユーザーがゲームに勝った場合は興奮した口調で反応する。

ブログによると、アレクサの感情表現には、音声合成システムのNTTS(Neural text-to-speech)の技術が用いられている。これは、アマゾンが開発してきたAmazon Pollyと呼ばれるテキスト読み上げ機能をより洗練させたものだ。

アレクサは、感情表現に強弱をつけることもできる。わくわくした気持ちやがっかりした気持ちが、弱、中、強の3段階で表される。上で示した例は、明らかに陽気な様子でアメリカ人女性がしゃべる音声になっている。

ブログでは、アレクサの口調に「ニュース」「音楽」という2つのスタイルが付け加えられたことも紹介された。なお、オーストラリアでも「ニュース」のスタイルに対応している。

「ニュース」スタイルは、重要な言葉のイントネーションを強調した真摯で明快な口調、一方、「音楽」スタイルは、よりスローでリラックスした息遣いが感じられる口調となっている。

以前にも、アレクサに新たな声が与えられたことがある。2019年1月にはニュースを読み上げるためのニュースキャスタースタイルの声、さらに2018年10月には「ウィスパー・モード」が取り入れられていた。

だが表現の豊かさという点で、今回アレクサは突破口を切り拓いたと言えるだろう。


[原文:Amazon is giving Alexa emotions like excitement and disappointment

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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