全米最大のスーパーが食事の配送ビジネスに参入する。
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- 全米最大のスーパーマーケット、クローガー(Kroger)は、インディアナポリスの新興企業ClusterTruckと提携して「ダークキッチン」を展開しようとしている。
- クローガーによると、このサービスはサービス料や配送料なしで、レストランスタイルの食事を配達するものだ。
全米最大のスーパーマーケットチェーン、クローガー(Kroger)が食事配達ビジネスに参入する。
12月2日の発表によると、同社はインディアナポリスの新興企業ClusterTruckと提携し、インディアナポリス、コロンバス、デンバーに「ダークキッチン」あるいは「ゴーストキッチン」と呼ばれる配送専用キッチンを展開する。ピザやパッタイなどのメニューを、注文から30分以内に住宅やオフィスに配達するという。新しいコンセプトの業態「Kroger Delivery Kitchen」 を紹介しよう。
その店舗はレストランスタイルの食事を提供する。「アメリカ人が作りたての食事にアクセスする方法を変える」とクローガーはニュースリリースで述べた
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「顧客の食事の注文と受け取りの方法は進化している。ClusterTruckの革新的な料理とデジタルを駆使した設計は、収益性の高い食事配達の将来をハックしている」と、クローガーの最高情報責任者ヤエル・コセット(Yael Cosset)氏は述べた。
配送料やサービス料はかからない。ウーバー・イーツなどの他の配送事業者よりも安くなるとクローガーは述べた
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「ClusterTruckのノウハウを導入したKroger Delivery Kitchenは、過剰なサービス料や配送料を支払うことなく、レストラン並みの新鮮でおいしい食事にアクセスできるようになる」とコスセット氏は言う。
クローガーによると、ClusterTruckのソフトウェアがオペレーションを最適化し、注文から平均して7分以内に配達準備が終わり、30分以内に到着するようになるという
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Kroger Delivery Kitchenの顧客は、ピザやパッタイなど、さまざまな料理を揃えたメニューから注文することができる
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現在、クローガーとClusterTruckが運営するキッチンはコロンバス、インディアナポリス、カーメル、デンバーの4カ所だけだ
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クローガーの広報担当者は、今後拡大していく可能性があると述べた
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(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)