プラ製よりもいい? 環境に配慮する若い世代のおかげで、モミの木のクリスマスツリーが売れている

クリスマスツリー

Sarah Jacobs/Business Insider

  • 模造品のクリスマスツリーが、本物のクリスマスツリー産業を脅かしている。
  • だが、家庭を持つ環境への意識の高いミレニアル世代が、本物のクリスマスツリーに対する需要をかき立てる助けになっていると、全米クリスマスツリー協会の広報担当者ダグ・ハンドレイ(Doug Hundley)氏はBusiness Insiderに語った。
  • 本物のクリスマスツリーは生分解可能で、リユースやリサイクルも可能だ。

ミレニアル世代が消滅させていない産業が、少なくとも1つある。本物のクリスマスツリーだ。

ミレニアル世代はむしろ、模造品のクリスマスツリーに脅かされているこの産業にとって、救いとなるかもしれない。

家庭を持つ環境への意識の高いミレニアル世代が、クリスマスシーズンの本物のクリスマスツリーに対する需要をかき立てる助けになっていると、全米クリスマスツリー協会の広報担当者ダグ・ハンドレイ氏はBusiness Insiderに語った。

「環境に配慮するミレニアル世代が本物のツリーを好む人々の仲間に入ってくれて、本当にうれしく思います」と、ハンドレイ氏は語った。40年にわたって、本物のクリスマスツリーを仕事にしてきた同氏は、「わたしたちはしばらくの間、市場シェアを失ってきましたが、それはツリーが手に入らなかったからではありません」という。

アメリカでは2018年、9500万世帯以上が自宅にクリスマスツリーを飾っていて、少なくともその75%が本物の木ではなく模造品だと、ハンドレイ氏は話した。

ホワイトハウスのクリスマスツリー

ホワイトハウスのクリスマスツリー(2018年11月26日)。

Leah Millis/Reuters

模造品のツリーに脅かされつつも、本物のクリスマスツリーへの需要は2017年から2018年で増加している。全米クリスマスツリー協会のデータによると、2018年には本物のクリスマスツリーが3280万本売れたという。2017年は2740万本だった。一方、模造品のツリーも、2017年の2110万本からやや増加し、2018年は2360万本売れた。ハンドレイ氏は、安定した好景気のおかげだろうとしている。

ただ、本物のクリスマスツリーの販売増加は、ミレニアル世代の買い物習慣と関係していると、全米クリスマスツリー協会では見ている。

「ミレニアル世代は今、落ち着いて、家庭を持ち、自分の子どもたちに本物のツリーを使う経験をさせたいと考えている」とハンドレイ氏は言う。

この世代は、消費においても環境への意識が高いことで知られる。本物のクリスマスツリーは生分解可能で、リユースやリサイクルも可能だと、全米クリスマスツリー協会はプレスリリースで述べている。

同協会は「自身の購買決定において、消費者がますますプラスチック製のストローや袋の使用を減らそうとしている今、本物のツリーを選ぶのは、環境と自身の楽しいクリスマスにポジティブに貢献する方法の1つだ」としている。

環境的な要素を抜きにしても、本物のツリー産業は常に世代の進化から恩恵を受けてきたとハンドレイ氏は言う。

クリスマスツリーを自宅に飾るという昔ながらの伝統について、同氏は「伝統は数多くあります」とし、「子どもを持つようになると、思い出を作りたくなるのでしょう。それは、わたしたちにとってプラスです」と話している。

[原文:The Christmas tree industry is banking on environmentally conscious millennials to save it

(翻訳、編集:山口佳美)

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