出典:ガイナックス
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を手がけたアニメ制作会社「ガイナックス」社長の巻智博容疑者が準強制わいせつの疑いで逮捕された。NHKの報道によると、女性は10代後半。巻容疑者が経営するプロダクションと専属契約を結んでおり、容疑者の自宅マンションで裸の写真を撮影したり、体を触られたりしたという。調べに対して巻容疑者は容疑を否認している。
各社の報道を受け、被害者側代理人のレイ法律事務所は、被害女性の声明として次のようなコメントを公表した。
「私は私なりの目標をもって芸能界に足を踏み入れることにしました。容疑者の行為は芸能界のことを何もわからない私たちの気持ちを悪用する物凄く卑劣でひどい行為だと思います。何より今後同じような悲しい思いをする人がでないことを心より願います」
なお、レイ法律事務所はプレスリリースの中で、「当職らは、被害者ら代理人として、マスコミ各社に対して、被害者情報の取り扱いについて、個人の特定がなされることのないよう慎重な配慮を求めます」と、マスコミによる被害者特定の自粛を呼びかけている。
事実関係や今後の事業への影響についてガイナックス本社の代表番号に問い合わせたが、12月5日13時現在、電話に応答しない状況。
ガイナックスは1984年設立。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」や「天元突破グレンラガン」、NHKで放送されたアニメ「ふしぎの海のナディア」などを手がけたことで知られる。巻氏は2019年10月に社長に就任。なお、現在の「エヴァンゲリオン」の続編は別の会社が制作している。
(文・西山里緒)