Z世代に人気のブランドとは?
Rich Fury/Getty Images for Coachella
- モーニング・コンサルトは年次レポートを発表し、2019年に急成長を遂げたブランドについて明らかにした。
- ソニーやナショナルジオグラフィックといった一握りのレガシーブランドが、Z世代の関心を集めるようになった。
- Z世代の間で急速に成長したブランドトップ10についてまとめた。
Z世代(1990年代後半から2000年代生まれ)の関心を惹きつけるのは難しい。だがそんな購買意欲旺盛な消費者層の関心を集めるようになったレガシーブランドもある。
データ分析企業のモーニング・コンサルト(Morning Consult)は、2019年に急成長を遂げたブランドを調査し、12月5日(現地時間)にレポートを公開。Z世代、ミレニアル世代(1981年から1995年生まれ)、X世代(1965年から1980年生まれ)、ベビーブーマー世代(1946年から1964年生まれ)の各世代が、「購入を検討する機会が大幅に増加」した企業を明らかにした。
レポートによると、上位20企業のうち飲食産業が11企業を占め、これらがすべての年代で優位に立っている。スタートアップのドアダッシュ(DoorDash)が2年連続トップとなった一方、レガシーブランドも若い購買層の関心を集めるようになった。
特にZ世代について、急速に成長したブランドトップ10についてまとめた。
10位 ウーバー(Uber)
Reuters
ライドシェアは若者に人気のサービス。
9位 ソニー(Sony)
Reuters
Z世代が選ぶブランドトップ10に最初に食い込んだレガシーブランドは、グローバルなエレクトロニクス及びエンターテイメント事業を手掛けるソニーだ。
8位 グラブハブ(Grubhub)
Lucas Jackson/Reuters
グラブハブはZ世代で人気が高まっているフードデリバリーサービス。
8位 ナショナルジオグラフィック(National Geographic)
Robert Johnson/ Business Insider
8位タイのナショナルジオグラフィックは、若い世代へますます浸透している。モーニング・コンサルトのレポートによると、2019年11月にサービスを開始した動画配信サービス、Disney+との提携が、その主な要因だろうとしている。
6位 ウォルグリーン(Walgreens)
Joe Raedle/Getty Images
ウォルグリーンは全米2位の薬局チェーン。スナックや雑貨類も豊富にそろっている。
5位 ホワイトクロー(White Claw)
White Claw
ハードセルツァー(アルコール入り炭酸飲料)のブランドをリードするホワイトクローは、特に若者に愛されている。
4位 シリウスXM(SiriusXM)
AP Photo/Mark Lennihan
アメリカの衛星ラジオ最大手、シリウスXMは、若いリスナーに人気の高い番組を放送している。
3位 アクティビジョン(Activision)
Thomson Reuters
ゲームの開発及び販売を行うアクティビジョンは、インタラクティブなエンターテイメント体験を提供する数多くのゲームを開発し、Z世代の心をつかんだ。
2位 ポストメイツ(Postmates)
Postmates
食品配送サービスを提供するポストメイツは、特に都市部のミレニアルやZ世代に人気がある。
1位 ドアダッシュ(DoorDash)
DoorDash
2019年に急成長を遂げたブランドのトップは、ドアダッシュ。
「ドアダッシュは積極的な拡大路線を進め、全米4000以上の街でフードデリバリーサービスを展開している」とモーニング・コンサルトの調査員は記した。
「競合企業と異なり、ドアダッシュは都市のみならず、郊外にまでサービスを拡大し、幅広いユーザーを獲得した」
[原文:These are the top 10 brands that Gen Z loved in 2019]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)