オンラインショッピングの人気が高まる中、配達してくれるドライバーのために飲み物やおやつを用意しておく人が増えている。
Nadean Cluer
配達先の玄関に無料の飲み物とおやつの入ったバスケットを見つけたドライバーのリアクションが、ソーシャルメディアで話題になっている。
フェイスブックに投稿された動画には、荷物を届けるために家に近付いてくるドライバーの男性が映っている。
バスケットに気付くと、男性は喜びと信じられない思いとで大声を上げた。
「おー、これはすごい! 」と男性は叫んだ。
「こんなものを用意してくれたのか! やさしいな! すごいよ、こっちに来てみろよ! 親切だな! 本当に素晴らしいよ! 」
バスケットからいくつかのアイテムを取ると、男性は自分のトラックに戻り、踊り始めた。
動画は、フェイスブックで900万回以上再生されている。
この動画を投稿したキャシー・オウマ(Kathy Ouma)さんは、「わたしの1日を素晴らしいものにしてくれました! 毎年、玄関先に置いておくんです」と書いた。
アメリカでは、オンラインショッピングの人気が高まる中、荷物を配達してくれるドライバーのために無料で持ち帰ることのできる飲み物やおやつを用意しておく人が増えている。
ピツニーボウズ(Pitney Bowes)の「Parcel Shipping Index(小包配送指数)」によると、アメリカで2019年に配達される荷物の数は、134億個に達する見込みだ。2018年よりも9億個多く、2014年から45%増えた。
「ドライバーは皆、長時間働いていて、軽食を取るために止まる時間もないんです」と、ワシントン州アーリントンに住むナディーン・クルール(Nadean Cluer)さんは話している。クルールさんは毎年、この時期になるとドライバーのためにおやつを置いているという。
「誰かの1日を少し明るくするちょっとした方法なんです」
Business Insiderがまとめた複数の配送業者のデータによると、クリスマス商戦のピーク時には、ドライバーは1日あたり150~400個もの荷物を配達しているという。
(翻訳、編集:山口佳美)