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アルコールや薬物の依存症に苦しんだ経験をオープンにしている7人のビジネス・リーダー

オードリー・ゲルマン氏

コワーキングスペース「ザ・ウィング」のCEOで共同創業者のオードリー・ゲルマン氏。

Evelyn Hockstein/For The Washington Post via Getty Images

依存症は誰にでも起こり得る。ビジネスで大きく成功した人も例外ではない。

米国立薬物乱用研究所によると、アメリカでは致命的な薬物の過剰摂取の件数が1999年から2017年で大幅に増加していて、世界全体でのアルコール消費も今後10年で17%増える見込みだ。

職場やイベントで酒を飲むようプレッシャーをかけられることも、アルコール依存症につながりかねない。これは"飲酒カルチャー"がまん延しているテック業界や金融業界で特に顕著だ。

企業の創業者や投資家の中にも、依存症に苦しんできた人々がいる。

過去のアルコール依存症や薬物依存症をオープンにしている7人の成功者たちを見ていこう。


ウーバーの自動運転開発部門「アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)」の戦略責任者、オースティン・ガイド(Austin Geidt)氏は19歳の頃、薬物依存症に苦しんだ。

ダラ・コスロシャヒ氏、オースティン・ガイド氏

ウーバーのCEOダラ・コスロシャヒ氏とオースティン・ガイド氏。

AP Photo/Richard Drew

ウーバーで成功しているガイド氏だが、19歳の頃から薬物依存症に苦しんできた。 Business Insiderで以前報じたように、同氏はリハビリのために大学を早退し、卒業したのは25歳の時だった。10年以上、薬を断っているという。

「わたしは薬物依存症でした。10年間、薬を断っています」と、ガイド氏は2015年に語っている。

「本当に暗い場所にいたんです」

コワーキングスぺース「ザ・ウィング(The Wing)」のCEOオードリー・ゲルマン(Audrey Gelman)氏は、ツイッターで自身の3年間の"アルコール断ち"を祝った。

オードリー・ゲルマン氏

Monica Schipper/Getty Images

ゲルマン氏は7月、アルコール依存症者の自助グループ「アルコホーリクス・アノニマス」のメンバーに与えられるブロンズのチップの写真を投稿した。

チップは一般的にメンバーが1年間アルコールを断つことができた時に与えられるものだ。ゲルマン氏は写真に「今日で3年」とキャプションを付けている。

ツイッター以外では、自身のアルコールの問題についてあまり書いていない。ゲルマン氏は9月、明らかに妊娠していることが分かる状態の女性として初めてビジネス誌の表紙を飾った

ベテラン司会者でビリオネアのオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏は20代の頃、クラック・コカインの依存症だったと明かしている。

オプラ・ウィンフリー氏

John Medina / Stringer / Getty Images

ウィンフリー氏は1970年代、番組の司会者をしていた頃、クラック・コカインの依存症だったことを明かしている。

20代後半に交際していた男性と一緒に薬物を使用していたという。

「ドラッグよりも、その彼に依存していました」と、ウィンフリー氏は2005年、ザ・トゥデイ・ショーに語った。自身の薬物依存症をオープンにすることは、自身が明かすのが最も困難なプライベートな秘密だと話した。

元エコノミストで国家経済会議(NEC)委員長のラリー・クドロー(Larry Kudlow)氏は、投資銀行ベアー・スターンズで働いていた頃、薬物依存症とアルコール依存症に苦しんでいた。

ラリー・クドロー氏

AP Photo/Susan Walsh

NEC委員長で、トランプ大統領の首席経済顧問でもあるクドロー氏はかつて、テレビのコメンテーターを務めたり、複数の投資銀行で働いてきた。

クドロー氏は1994年、ニューヨーク・タイムズの取材に、数年間アルコール依存症や薬物依存症に苦しんだあと、そのリハビリのためにベアー・スターンズを辞めたと話した。会社はのちに同氏を解雇している。

クドロー氏は23年間、アルコールと薬物を断っているという。

自身の名前を付けた靴メーカーの創業者スティーブ・マデン(Steve Madden)氏は、アルコールと薬物が自身をマネーロンダリングや詐欺行為へ向かわせたという。

スティーブ・マデン氏

Getty / Jason Kempin

マデン氏は1990年、自身の車で商品を売るところから靴メーカーを始めた。その時価総額は今では30億ドル(約3300億円)を超え、世界各地に数百店舗を展開している。

だが、連邦裁判所は2002年、マデン氏を詐欺とマネーロンダリングの罪で有罪とした。マデン氏の弁護士は、薬物依存症がその原因だと話している。

2017年、ネットフリックス(Netflix)のドキュメンタリーの中でマデン氏は、大学を中退してから薬物依存症とアルコール依存症に苦しんできたと語った。

マデン氏は、2013年には自身が薬物、アルコールを断っているとニューヨーク・タイムズに語り、その後、ウォール・ストリート・ジャーナルに、大半の時間は自身の3人の子どもたちと過ごしていると語った。

レストラン・チェーン「エブリテーブル(Everytable)」の共同創業者でCEOのサム・ポルク(Sam Polk)氏は、大学で薬物とアルコールの依存症になった。

エブリテーブル

Everytable/Facebook

サム・ポルク氏は、クレディ・スイスのアナリストとしてキャリアをスタートさせ、その後、バンク・オブ・アメリカでトレーディングの仕事を得た。若い頃は、アルコール、マリファナ、コカイン、リタリン、エクスタシーの依存症に苦しんでいた。ニューヨーク・タイムズへの2014年の寄稿記事によると、ポルク氏は「マネー依存症」でもあり、360万ドルのボーナスが少なすぎると、仕事を辞めてしまったという。

その後、金融街を去ったポルク氏は、拝金主義の危険性について本を書いた。

2015年には、ヘルシーなファストフード・チェーン「エブリテーブル」を創業。エブリテーブルは、お金のある客からより高い料金を取ることで低所得コミュニティーにヘルシーな食事へのアクセスを提供している。イーロン・マスク氏の弟、キンバル・マスク氏が2018年、同社に出資した

リーガルテック「アトリウム(Atrium)」のCEOで、ライブストリーミングサービス「Twitch」の創業者でもあるジャスティン・カン(Justin Kan)氏は2019年、アルコールを断つと決めた。

ジャスティン・カン氏

ジャスティン・カン氏(ロンドン、2014年10月20日)。

Anthony Harvey/Getty

2014年にTwitchを10億ドルでアマゾンに売却したあと、カン氏は企業向けの法務サービスを提供する「アトリウム」のCEOに就任した。

30代半ばの若き創業者は、高校時代からアルコールが「自身のアイデンティティーの一部」だったと言い、「残念なことに、これは自分の感情や人生の経験ときちんと触れ合うことを避ける不健全な方法だった」と、自身のブログに書いている。

ストレスと向き合うため、カン氏は今ではエクササイズとメディテーションを取り入れている。

[原文:7 business leaders who've been completely open about their struggles with alcohol and drugs

(翻訳、編集:山口佳美)

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