人権団体が提訴…アップルやグーグルやテスラは「コバルト鉱山での児童虐待に加担している」

コンゴ民主共和国コルウェジで採掘された鉱石。

コンゴ民主共和国コルウェジで採掘された鉱石。

Reuters

  • アップルグーグルデルマイクロソフトテスラは、コンゴ民主共和国のコバルト鉱山での児童労働および児童の負傷と死に関する訴訟の被告として名指しされた。
  • コバルトはリチウム電池の重要な材料であり、その大部分はコンゴ民主共和国で産出する。
  • アップルや他のテクノロジー企業は、児童労働によってもたらされた製品を購入しているかどうかをチェックしていないと非難されていた。

ガーディアンが報じたところによると、アップル(Apple)、グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、テスラ(Tesla)、デル(Dell)はいずれも、コンゴ民主共和国のコバルト鉱山で子どもたちが負傷したり死亡したりしたことに対する訴訟で名前が挙がっているという。

人権擁護団体のInternational Rights Advocatesは12月16日、コンゴの14人の子どもと親の代理として「幼い子どもたちに対する残酷な扱いを知りながら、利益を得たり、援助したり、虐待を教唆したりした」として、5つの大企業をワシントンDCのアメリカ連邦地方裁判所に提訴した。

訴状によると、原告は、6歳前後の子どもを「負傷したり、死んでしまったり」するような長時間労働をさせているとして企業を訴えており、その中には原告が足を折ったり負傷したりした写真も含まれている。子どもたちとその家族は、未払いの賃金と医療費の支払い、危険な状況下で強制労働させられた「精神的な苦悩、痛み、苦しみ」に対する損害賠償を求めている。

コバルトは、iPhoneや自動車のバッテリーなどに使用されるリチウム電池の原料として、ハイテク企業にとって重要な資源である。世界のコバルトの大部分はコンゴ民主共和国で採掘されている。

コバルトを使用しているアップルなどの企業が児童労働で訴えられたことは以前にもあったが、連邦裁判所への提訴は今回が初めてだ。2016年のアムネスティ・インターナショナルの報告書では、90人以上からの聞き取り調査に基づいて、アップル、サムスン、ソニー、マイクロソフトがコンゴ民主共和国で児童労働を行っているとして非難していた。また、保護具を常に身につけているわけではなく、子どもたちが24時間交代で働いていることもあったという。

アップルのサプライヤー責任報告書は、これらの問題のいくつかに言及している。「若年労働者保護」の項目では、サプライヤーは法定最低年齢に達した従業員を「健康、安全、モラルを損なう畏れのある作業を行わない場合に限り」雇うことができると明記されている。また、「サプライヤーは、若年労働者に時間外労働や夜間労働をさせてはならない」とも書かれている。アップルの広報担当は、同社が過去に児童労働とどのように戦ってきたかについて語り、毎年、紛争鉱物報告書を発行している。

アップル、マイクロソフト、グーグル、テスラ、デルはコメントの要請に答えていない。

[原文:Apple, Google, and Tesla accused in lawsuit of 'aiding and abetting' child deaths in Congolese cobalt mines (GOOG, AAPL, TSLA, MSFT)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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