「ナイトモード」は効果が薄いかも…マウスを使った最新の研究結果

ナイトモードは効果が薄い?

Alex Heath / Tech Insider

  • 最新の研究は、青い光は暖かい光よりも睡眠に悪影響があるという考えは間違っているかもしれないと示唆している。
  • マンチェスター大学の研究者は、マウスの睡眠パターンに対する青色光と黄色光の影響をテストし、青色光が以前考えられていたよりも睡眠パターンを乱さないことを発見した。
  • 「ナイトモード」は最近人気が急上昇しています。最新のiPhoneやPixelのOSには、強化されたナイトモードオプションがあり、多くのサードパーティのアプリもナイトモードを提供している。

ガーディアン(Guardian)が報じたところによると、夜遅くにスマートフォンやコンピュータの画面を暖色に変える「ナイトモード」機能は、睡眠を助けることを目的としているが、最新の研究によると、テクノロジの基礎となる科学はより複雑になる可能性があるという。

これまでの常識では、ブルーライトは暖色よりも人々の睡眠リズムを乱すものだとされていた。それが最近iPhoneやiPadなどの深夜にディスプレイを自動的に暖色に変える機能の背景にあった。過去のいくつかの研究では、青色の光線が睡眠に影響を与えるホルモンであるメラトニンを抑制することが示唆されている。

しかし、Current Biology誌に発表された、ティム・ブラウン(Tim Brown)博士が率いるチームの最新研究によると、夕方は青い光を、昼間は暖色の光を見る方が自然だという。それは、夕暮れには自然光が青く見えるようになるからかもしれない。

ブラウン博士は「我々の研究は、青色の光が体内時計に強い影響を与えるという共通の見解が誤っていることを示している。実際には、青色は同等の明るさの白や黄色の光よりも影響が弱い」と述べた。

研究チームは、異なる波長が睡眠パターンにどのように影響するかを調べるために、特別に設計された照明をマウスに用いた。研究者によると、青色光は同じ明るさの黄色光よりもマウスの睡眠に悪影響を及ぼさないことがわかったという。

しかし、この研究はマウスのみを対象に行われたもので、その結果はヒトには当てはまらないかもしれない。研究者らは、人間の睡眠パターンが異なる波長の光によってどのように影響されるかを理解するには、さらなる研究が必要であると述べた。

また、この研究は、暗くすると睡眠に影響が少ないという一般的な考えを再確認したようだ。

「我々の発見は、夕方には薄暗くて涼しげな照明を、そして日中には明るくて暖かい色の照明を使うことがより有益であることを示唆している」とブラウン博士は言う。

ブラウン博士のチームによる研究結果はこちらから。

[原文:Exposure to warmer colors might actually be worse for sleep than blue light, new study of mice finds

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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