2019年12月18日、ニューヨーク。
Frank Franklin II/AP
ニューヨークは12月18日午後(現地時間)、スノー・スコールに見舞われた。
スノー・スコールは、突然発生する突風を伴う大雪だ。この長くは続かないが激しい嵐は、10月半ばから4月下旬にかけていつでも起こり得る。
アメリカ国立気象局(NWS)は18日午後、ニューヨーク市、ニュージャージー州、コネチカット州の一部にスノー・スコール警報を出した。住民に対して、スノー・スコールが通過するまでは移動を控え、屋内に留まるよう指示した。
ABCニュースが投稿した動画を見れば、この指示はもっともだ。
午後3時23分(アメリカ東部時間。日本時間では19日午前5時23分)に出されたNWSの警報は、約1600万人のアメリカ人がスノー・スコールにさらされるリスクがあるとした。
タイムズスクエアで雪まみれになっていた通行人(2019年12月18日、ニューヨーク)。
Frank Franklin II/AP
天気予報のAccuweatherによると、スノー・スコールは地表近くの空気が上空の空気よりも大幅に温かいときに発生するという。これが分厚い雲を発達させ、雪を降らせる。
CNNのブライアン・ステルター(Brian Stelter)記者が、ニュージャージーからマンハッタンへやってきたスノー・スコールのタイムラプス動画を投稿している。
この20秒間のタイムラプス動画は、ニューヨークのビル群がホワイトアウトしていく様子を捉えている。
一方、ワン・ワールド・トレード・センターの屋上から撮影された動画は、スノー・スコールの不吉な白い雲がマンハッタンを飲み込んでいく様子を捉えている。
NWSは、スノー・スコール警報を午後4時15分(アメリカ東部時間)に解除した。
[原文:New York City just got hit by a 'snow squall.' Here's what that really means — and looks like.]
(翻訳、編集:山口佳美)