Bethany Biron/Business Insider
百貨店は死にかけているかもしれないが、トレンディーなアイテムを集めたマーケットというコンセプトは盛況だ。
ニューヨークのマンハッタンでは12月中旬、自らを「百貨店の新たなタイプ」と称するネイバーフッド・グッズ(Neighborhood Goods)がオープンした。アメリカでは今、こうした実験的な小売店が急速に増えている。
ネイバーフッド・グッズには、アパレル、ビューティー、ホームグッズ、ペット、フィットネスなど、さまざまな分野の40以上のブランドが揃う。マンハッタンの店舗は同社にとって2店舗目だ(1号店は2018年11月、テキサス州プレイノでオープンした)。
ニューヨークでは半年前、D2Cの人気アイテムが揃う4階建ての巨大小売店「ショーフィールズ(Showfields)」がオープンしている。ネイバーフッド・グッズの創業者マット・アレクサンダー(Matt Alexander)氏によると、インスタ映えしそうな雰囲気や、新進気鋭のブランドのアイテムであふれているところは似ているが、ネイバーフッド・グッズの方がより"コミュニティー感"があるという。
Business Insiderは、オープンから1週間後に店を訪ねた。
ネイバーフッド・グッズは、観光客でにぎわうマンハッタンのチェルシーマーケットにある。
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店には9番街から入ることもできるし、チェルシーマーケットの中を通って行くこともできる。
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わたしたちは中を通って行くことにした。入口は輝いている。
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店内に入ると、すぐに「Pop Up Grocer」が目に入った。ビーツやタイムのクッキーや、CBDスナックなどが売られている。
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アレクサンダー氏によると、ブランドの取り合わせや商品のセレクションはそれぞれの店の消費者に合うよう慎重に決めているという。マンハッタンの店舗とテキサスの店舗では重なる部分もあるが、それぞれにカスタマイズされている。
店内を進んでいくと、スキンケアと化粧品のコーナーがあった。
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いろいろな商品を試せるように、買い物客用のシンクまである。
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いろいろな商品が揃っていて……
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男性向けのアイテムも充実している。
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店内のあちこちに、ピンク色の紙袋が置かれたラッピング・コーナーがある。
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店は全体的に温かな雰囲気で、40を超えるブランドが分かりやすく並べられている。
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デニムバーには「Boy Smells」のキャンドルも置かれている。
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店内には、客の質問に答えたり、ネイバーフッド・グッズのコンセプトを説明してくれるフレンドリーな店員が複数いる。
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「The Tot」の服など、子ども向けのコーナーもある。
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「DSTLD」や「Modern Citizen」「Mott & Bow」といったD2Cの人気アパレル・ブランドも充実している。
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「The Arrivals」の素晴らしいジャケットもあった。
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店内のあちこちに木製パネルが使用されていて、飾り気のない素朴な雰囲気を生み出している。
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斬新かつ奇抜なアイテムも数多く揃う。
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ネイバーフッド・グッズの中で、一番良く知られているブランドは「フォッシル(Fossil)」だろう。空をテーマにしたアクセサリーが並んでいた。
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カスタマイズ加工のためのマシーンまで置かれていた。
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もちろん、クラシックな腕時計もある。
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「Rothy's」の靴の壁がなければ、本物のトレンディーなマーケットではない。
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「UrbanStems」のグリーンの壁も魅力的だ。
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出口に向かう途中で、自宅でワークアウトができる約4000ドル(約44万円)のマシーン「Tonal」のお試しコーナーがあることに気付いた。
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Tonalのスタッフが仕組みを説明し、デモンストレーションを見せてくれた。
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ショルダー・プレスを実演。
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Tonal以外では、この「Master & Dynamic」のヘッドフォンしかテック関連の商品は見つからなかった。
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グリーンの壁の近くには、インスタグラムで有名な「Homesick」のキャンドルが並んでいた。特定の場所や地域の香りがするという。
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くたくたに疲れた買い物客のために、座って休めるソファもある。
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最後は時間がなくなり、わたしたちはネイバーフッド・グッズをあとにした。また遊びに来たい。
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ネイバーフッド・グッズでは、2020年にテキサス州オースティンに3号店をオープンする計画だ。
(翻訳、編集:山口佳美)