調査:スマホ料金、払いすぎ?「平均6401円」は理想の2倍。大手3キャリア利用者は差額に開き

年々じわじわと人気を高めてきた格安SIMと格安スマホ。でもうっかり使い過ぎていない? ソニー生命の調査によると、スマホ料金支払いの理想と現実には、倍近い差があることがわかった。

スマホ見てる人

スマホの毎月の利用料金の平均額は約6400円。これって高い?安い?

撮影:今村拓馬

スマホ料金、ホントに得だっけ?

2019年のある月、筆者(20代)は何気なくチェックしたスマホ料金の請求書をみて首をかしげた。

「あれ、こんなに使ってたっけ?」

筆者が契約しているのは、格安SIMを提供している「DMM mobile」だ。

データ利用だけでなく通話もできる「通話対応SIMプラン」を選んでも、最安で月に1140円からという安さ、そして毎月使うデータ通信量によってプランを変えられる柔軟さが気に入り、ここ3年愛用している。

普段は2000円を超えることはめったにないはずの料金が、その月は5000円を超えていた。あわてて内訳を調べると、月額基本料(1380円)に加えて、データ量が足りなくなって追加チャージした分が960円、そしてなんと、通話料に2480円も使っていた。

確かにその月は考えなしに長電話をしすぎたかもしれない……。反省し、Facebook通話などを積極的に使おう、と心に決めた。

スマホの利用料金は平均6401円、理想の倍

毎月のスマホの利用料金

年代別にみる、毎月のスマホの利用料金。

出典:ソニー生命

こんな体験をしている人は、筆者だけではないようだ。

ソニー生命保険が20歳~69歳の男女1000名に対して行った調査によると、毎月の利用料金の平均額は、6401円。年代別にみると、20代が最も高い7320円だった。

一方で、「これくらいであってほしい」と思う理想の利用料金の平均額は3460円で、現実との間に倍近い開きがみられた。格安SIMを使っている筆者と大手キャリアでは料金体系が違うとはいえ、筆者のようにうっかり使いすぎて料金が膨れ上がるケースは、けっこう“あるある”なのかもしれない。

特に理想と現実の差額は、ドコモ、au、ソフトバンクのいわゆる三大キャリアの利用者に目立つ。格安SIMでは差額が1039円(現実2830円、理想1791円)なのに対して、三大キャリアでは3535円差(現実7516円、理想3981円)だという。

スマホ料金の節約志向は、格安SIMの需要を押し上げている。

同調査によると三大キャリアの利用率は76.2%、格安SIMのサービスを使っている割合は23.8%だった。特に格安SIMの利用率が高いのは30代と40代の男性で、いずれも3割を超える。20代は2割以下にとどまっているものの、NTTドコモ モバイル社会研究所が実施した別の調査によると、格安SIMの利用比率は年々高まっている。

格安スマホの利用率。

格安スマホの利用率。30代・40代男性がもっとも高い。

出典:ソニー生命

わかりやすい料金体系を!

毎月の利用料金のおトクさとプランの柔軟さから、格安スマホは今後も拡大していくことが予想される。ただ、筆者には不満もある。

筆者はスマホ料金とは別に、モバイルWi-Fiに5000円近い利用料を毎月支払っているほか、スマホ本体も1〜2年に一度は買い換えている。総計すると月に1万円以上はスマホやデータ通信に支払っていることになる。

その上、買い替えを検討するたび、各社が猛アピールする期間限定値下げや、付帯サービスの比較にもいちいち振り回され、もはや「なにが一番トクなのか」を考えることすら面倒くさい、という境地に達している。

筆者にとってなにより恐ろしいのは、データを使いすぎて通信速度制限に引っかかってしまうこと。毎月100GB近くのデータ通信を(スマホでYouTubeを心置きなく楽しむとこうなる)、速度制限に怯えることなく使え、かつわかりやすくシンプルな料金体系で支払いができる……そんな事業者は、出てこないものか。

(文、西山里緒)

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