カリフォルニア州ロス・アルトス・ヒルズにあるこの家は、スタートレック、スター・ウォーズなどの、有名SF映画を参考にしている。
Junaid Qurashi
- シリコンバレーの郊外、カリフォルニア州ロス・アルトス・ヒルズにあるこの家は、すべてにおいて未来的だ。
- スタートレックを象徴する「転送装置」をモチーフとしたエレベーターなど、多くが映画からそのまま飛び出してきたようなデザインが満載されている。
- スマート・ホームでもあり、スマホなどのデバイスですべての設定をコントロールすることもできる。
シリコンバレーにあるこの家は、未来に足を踏み入れたような気にさせる。そのデザインは「スタートレック」にインスパイアされ、スマートフォンなどのデバイスで生活面のほぼすべてをコントロールできる。
1000万ドル(約11億円)、6ベッドルームのこの家には、SF映画からそのまま飛び出してきたようなイノベーションが満載だ。オーナーのジュナイド・クレシ(Junaid Quraishi)氏とマリカ・ジュナイド(Malika Junaid)氏は、彼らが導入したハイテク・ツールについてウォール・ストリート・ジャーナルに語っている。
照明、音響、空調、プールやシャワーの温度もすべてスマホやスマート・ウォッチからコントロールすることができる。キッチンにも、隠し機能があって、例えばボタン1つで、調理台からスパイス棚が出てきたり、パーティー用の小さなセカンド・キッチンが出てきたりする。
目玉は、飛行機の格納庫のような跳ね上げ式のガラス窓。開けると2階までがオープンになり、2階のダイニング・ルームからの眺めは最高だ。
サンフランシスコ湾を臨む、2.7エーカー(約1万1000平方メートル)の敷地に立っている
Junaid Qurashi
家の片側には、飛行機の格納庫のようなガラス・ドアがあり、開けるとプールとダイニングが屋外と一体に
Junaid Qurashi
スマート・ホームなので、ドアを開けるのもボタンを押すだけだ
Junaid Qurashi
ガラスを多用したモダンなデザイン
Junaid Qurashi
ガラスのドアを開けると、円形のダイニング・スペース下にあるリビング・エリアもオープンに。このコストは約200万ドル(約2億2000万)とWSJは報じている
Junaid Qurashi
家に飛行機格納庫タイプのドアがあるのは珍しく、さらに円形の空中ダイニング・スペースが未来的な雰囲気を醸し出している
Junaid Qurashi
建築家でもあるオーナーのマリカ・ジュナイド氏は、このダイニング・エリアを家の「中心」だと言い、WSJは「エンタープライズ号の簡略版」のようだと評した
Junaid Qurashi
室内プールの底には、ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画「アダムの創造」を模した特注のタイル・アートも
Junaid Qurashi
この家の中心である大きなリビングは、大部分がオープンになっている
Junaid Qurashi
「スタートレック」の転送装置にインスパイアされた透明のエレベーターがある
M Design
透明でチューブ状のデザインは、この通り、撮影で使われていたものと非常によく似ている
Photo by Noam Galai/WireImage
ホワイトとシルバーが美しいキッチンは、宇宙船のコントロール・センターのようだ
Junaid Qurashi
ロス・アルトス・オンライン(Los Altos Online)によると、19フィート(約6メートル)の汚れ止め板を格納すると、隠れた電化製品や追加のパントリーが現れる
Junaid Qurashi
リクライニング・シート18席の豪華なホーム・シアターもある
Junaid Qurashi
もう1つの大人気SF「スター・ウォーズ(Star Wars)」も取り入れていて、天井にはミレニアム・ファルコン号の絵もあるとWSJは報じている
Junaid Qurashi
大きなウォークイン・クローゼットは、衣装持ちの人みんなの夢だ
Junaid Qurashi
寝室も未来的で洗練されている。住人はバスルームに行かなくても、シャワーの温度を設定することができる
Junaid Qurashi
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(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)