多くのビジネス界の有力者やビリオネア、有名人が、財産を自分の子どもに残すべきでないと考えている。
例えば、フェイスブック(Facebook)のCEOマーク・ザッカーバーグと妻プリシラ・チャンはギビング・プレッジ(Giving Pledge)にサインしている —— つまり、夫妻はその巨大な富の多くを寄付すると約束している。
Business Insiderでは、財産を自身の子どもに残すつもりのない11人のミリオネアとビリオネアをまとめた。
(敬称略)
イギリスの料理研究家ナイジェラ・ローソンは、自身の3人の子どもには経済的安定のために働いてもらいたいと考えている。
「自分でお金を稼がないと、人はダメになる」
AP/Sang Tan
純資産:1500万ドル
有名シェフのゴードン・ラムゼイは、飛行機を利用する際、自分と妻はファーストクラスに乗っても、5人の子どもはエコノミークラスを利用させる。
「意地悪ではなく、子どもたちを甘やかさないためだ」
AP/Richard Shotwell/Invision
純資産:6300万ドル
俳優のアシュトン・カッチャーは、2人の子どものためのトラストファンドすら設立するつもりはない。
「子どもたちは本当に恵まれた生活を送っていて、そのことに気付いてすらいない」
Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch
純資産:2億ドル
ミュージシャンのスティングは、6人の子どもにお金は一銭も残さず、使ってしまう計画だ。
「子どもたちは働かなければならない」
Reuters/Norsk Telegrambyra/AS
純資産:3億ドル(2014年現在)
2人の息子がいるミュージシャンのエルトン・ジョンは、「子どもに銀のスプーンを与えるのはダメ」だとの考えを2016年、デイリー・ミラーに語っている。
「普通であることや、お金、仕事に対するリスペクトを持たなければならない」
David Wolff - Patrick/Contributor/Getty Images
イギリスの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーは、5人の子どもたちは財産を彼らに残さなくても気にしないと2008年、デイリー・メールに語った。
「子どもたちに突然、大金が転がり込むようなことはしたくない。働くインセンティブがなくなってしまうから」
Reuters
純資産:8億2000万ポンド
『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスは、財産を自身の4人の子どもに残すのではなく、他の人々の子どもたちの教育のために使う計画だ。
Reuters/Dylan Martinez
純資産:64億ドル
フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグと妻プリシラ・チャンは2015年、財産は娘ではなく、慈善活動に寄付するとフェイスブックに書いている。「わたしたちには、次の世代の全ての子どもたちに対する道義的責任があるからだ」という。
純資産:760億ドル
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツはビリオネアだが、3人の子どもたちはミリオネアにしかならない。
「子どもたちに大金を残すのは、彼らのためにならない」
Shutterstock Rex for EEM
純資産:1130億ドル
[原文:11 ultra-wealthy people who aren't leaving their fortunes to their children]
(翻訳、編集:山口佳美)