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- アップルのCEO、ティム・クックは2019年度に1160万ドル(約12億5000万円)の収入を得た。
- クックの報酬には、300万ドル(約3億2400万円)の給与と760万ドル(約8億2000万円)を超えるインセンティブが含まれている。
- クックは、Appleの従業員の中央値である5万7596ドル(約622万円)の200倍を得た。
- アップルは1月3日にクックCEOの報酬を開示した。
ティム・クックCEOが2019会計年度に合計1160万ドルの報酬を得たとアップル(Apple)は1月3日に公表した委任状説明書(Proxy Statement)で述べた。
その莫大な給与額のパッケージは、同社の従業員が報酬の中央値の約200倍以上だった。 アップルによると、2019会計年度中、世界中のフルタイムとパートタイム従業員合わせて13万人の給与の中央値は5万7596ドルだった。
クックの報酬には、300万ドルの基本給、約760万ドルのインセンティブ、およびセキュリティと個人的な旅行のために80万ドル近くが含まれている。
クックCEOと従業員の給与との大きな格差は、高い報酬を得ている他のテック業界CEOと同様だ。マイクロソフト(Microsoft)のCEOであるサティア・ナデラ(Satya Nadella)は、同社の2019会計年度中に従業員の中央値の約248倍を稼いだ。
アップルの従業員には、総工費50億ドルの本社で働くエンジニアやデザイナーのほか、世界中の販売店で働く数万人の従業員も含まれている。アップルは、従業員報酬の中央値には基本給にボーナス、コミッションなどが含まれていると述べている。
アップルの株価は2019年に約89%急上昇したが、同社の2019会計年度(2018年10月からの1年間)には株価は2%下落した。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)