ヘンリー王子とメーガン妃の「引退」宣言について、ロイヤルファミリーは事前に知らされていなかったようだ。
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- イギリスのヘンリー王子とメーガン妃は1月8日(現地時間)、ロイヤルファミリーから「一歩退く」とインスタグラムで発表した。
- 王室広報の声明を読むと、エリザベス女王は2人のこの決断を知らなかった可能性がある。
- 声明には「夫妻との話し合いは始まったばかりだ。異なるアプローチを取りたいという2人の望みは理解するが、これは複雑な問題であり、対処するには時間がかかるだろう」とある。
- BBCは、ロイヤルファミリーはヘンリー王子とメーガン妃が8日にこのような発表をすることを知らされておらず、「がっかりしている」とツイッターで報じた。
イギリスのヘンリー王子とメーガン妃は1月8日、ロイヤルファミリーから「一歩退く」とインスタグラムで発表した。
インスタグラムへの投稿で、2人は「女王をきちんとサポート」していく考えを示しているが、王室の声明を読むと、女王は2人が8日にこのような発表をしようとしていたことを知らなかった可能性がある。
INSIDERが入手した王室広報の声明には「夫妻との話し合いは始まったばかりだ。異なるアプローチを取りたいという2人の望みは理解するが、これは複雑な問題であり、対処するには時間がかかるだろう」とある。
BBCは、ロイヤルファミリーはヘンリー王子とメーガン妃が8日にこうした発表をするとは知らされていなかったとツイッターで報じた。
速報:ヘンリー王子とメーガン妃が今夜発表した声明について、ロイヤルファミリーの誰も事前に相談を受けていなかったようだ。王室は「がっかりしている」という。
速報:王室関係者はBBCに対し、ロイヤルファミリーのシニアメンバーたちはヘンリー王子とメーガン妃が現在の王室の役割から退くとの発表に「心を痛めている」と話した。ロイヤルファミリーの誰も事前に相談を受けていなかったことを、関係者は認めている。
BBCによると、ロイヤルファミリーのメンバーたちはヘンリー王子とメーガン妃の決断に「がっかり」し、「心を痛めている」と言い、事前に「相談」はなかったとのことだ。
ヘンリー王子とメーガン妃をめぐっては、ここ数カ月、他のロイヤルファミリーとの不仲が報じられていた。
2人はホリデーシーズンを他のロイヤルファミリーとともにサンドリンガムで過ごすのではなく、カナダで過ごした。女王が行っている毎年恒例のクリスマスの挨拶でも、女王の横に飾られた家族写真の中にヘンリー王子夫妻の写真がなかったことで、不和がささやかれた。
ヘンリー王子も、最近では兄との間の亀裂を認めるかのようだった。そして、ウィリアム王子とキャサリン妃の1年を振り返る動画「Year in Review」にも、ヘンリー王子とメーガン妃は登場するが、ウィリアム王子とヘンリー王子が一緒の写真はひとつもなかった。
ヘンリー王子とメーガン妃は今後、イギリスと北米を行き来する生活を送る計画で、王室からの財政的な独立を目指すという。
INSIDERは王室にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
(翻訳、編集:山口佳美)