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スギ薬局が中国インバウンドを強化、越境ECベンチャーと提携。誘客や店舗運営で協力

スギ薬局

インアゴーラはスギ薬局の中国人向けインバウンド施策を支援する。

インアゴーラ提供

中国向け越境ECを手掛けるインアゴーラは1月10日、SBIホールディングスとスギ薬局を展開するスギホールディングス、中国企業の信金投資控股から総額53億円を調達したと明らかにした。インアゴーラはスギ薬局、信金控股と中国市場開拓に関し、業務提携契約も締結した。

越境ECアプリ

インアゴーラが運営する越境ECアプリ「豌豆公主」

2014年に伊藤忠商事出身の翁永飆氏が創業したインアゴーラは、日本商品に特化した越境ECアプリ「豌豆公主」を運営、日本企業の中国展開をサポートしている。

提携によってインアゴーラはスギ薬局に対し、中国人消費者のニーズやマーケティングのノウハウを提供し、誘客やブランディングを支援する。店舗での商品陳列などでも協力するという。また、EC事業でも協業する。

信金控股は中国国有コングロマリット「中国中信集団(CITIC)」のグループ会社。CITICは金融やエネルギーなど幅広い事業を手掛け、2017年には米マクドナルドの中国事業を買収した。インアゴーラは中国で多角経営を行うCITICと提携することで、グループ企業の顧客にプロモーションを展開するなど、中国市場により深くアプローチする。

CITICは2015年に伊藤忠から1兆2000億円の出資を受け資本・業務提携。両社はインバウンド事業などで協業している。伊藤忠はインアゴーラの最大出資元でもある。

(文・浦上早苗)


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