アマゾン、オーストラリア火災への寄付が少なすぎると批判される

アマゾン、オーストラリア火災への寄付が少なすぎると批判される

アマゾンCEOのジェフ・ベゾス。

AP Photo/Pablo Martinez Monsivais

  • アマゾンは、壊滅的に広がるオーストラリアの火災被害のため、100万豪ドル(約69万ドル)の支援を表明した。
  • だが、9360億ドルもの同社の時価総額と比べて少ない寄付額だと批判されている。
  • 2018年、アマゾンCEOのジェフ・ベゾスの資産は5分毎に69万ドル増加した
  • アマゾンの寄付額がフェイスブックやカイリー・ジェンナーなどより少ないと、批判の声が上がった。
  • ある女性は、オンラインでのヌード写真販売でアマゾンの2倍近くを寄付したと話した。

アマゾンCEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)は1月12日、同社が100万豪ドル(約69万ドル、約7600万円)をオーストラリアの森林火災支援のために寄付することを、インスタグラムで発表した

2018年にフォーブスが試算したベゾスの純資産を元に、Business Insiderが計算すると、この金額は2018年にベゾスが5分間で稼いだ額より少ない。さらに、この試算にはアマゾンからの給料は含まれていない。

ベゾスの資産は、離婚その他の影響を受けており、現在の増加のペースは2018年よりも遅いと思われる。フォーブスの最新データによると、ベゾスの純資産は2019年10月2日から2020年1月13日の間に35億ドル(約3800億円)増加した。これは、1日あたり3400万ドル(約37億円)、1分あたりおよそ2万3600ドル(約260万円)増加するペースだ。つまりここ3カ月では、ベゾスは30分ごとに平均69万ドル稼いだこととなる。

オーストラリアの森林火災は、7月以降、壊滅的に広がり、少なくとも28名の死亡者と2000軒以上の住宅焼失を引き起こした。アマゾンは、被害者支援や野生生物の救護を行う救援機関へ寄付するとブログで述べた

インターネットではアマゾンの寄付額について、9360億ドル(約103兆円)に上る同社の時価総額に比べて少なすぎると、すぐに批判が起きた。フェイスブック(Facebook)は125万豪ドル(約9500万円)を寄付すると述べており、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner )などの著名人はアマゾンより多額の寄付を行っている。ある女性は、ヌード写真をオンラインで販売し、アマゾンの2倍近くの額を寄付したと話した。

2018年にベゾスの資産は785億ドル(約8兆6000億円)も増加した。これは1日あたり2億1500万ドル(約236億円)、毎分14万9353ドル(約1600万円)になる。この金額は、2017年から2018年の間に増えた彼の純資産に基づいた計算であり、アマゾンから支払われる給与は反映していない。ベゾスの資産の多くはアマゾンの株価と連動している。フォーブスによると、2019年に離婚をしたことから、ベゾスの純資産は460億ドル(約5兆円)減少した。

コメントを求めたが、アマゾン広報からの回答は得られなかった。

人々は、アマゾンの寄付額を冷笑している

メタリカは先週、オーストラリアでの消火活動に75万豪ドル(約5700万円)を寄付すると発表した

ある人は、ヌード写真の販売で100万ドルを1人で寄付したモデルがいることを指摘した

20歳のこのモデルは現在も寄付金を集めている

富豪のカイリー・ジェンナーは、純資産はベゾスよりずっと少ないが、100万ドルを寄付すると述べた

ジェンナーは、火災に関するインスタグラムの投稿を無神経だと批判されていた。

多くの人がアマゾンに、もっと高額を寄付するよう声をあげている

アマゾンが「オーストラリアの山火事への寄付デー」を行い、1日の売り上げからすべての収益を寄付すると、ベゾスの寄付のほぼ1000倍になる


[原文:Jeff Bezos is getting slammed for his donation of $690,000 to the Australian wildfire recovery, which is less than he made every 5 minutes in 2018

(翻訳:Makiko Sato、翻訳:Toshihiko Inoue)

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