【2020年版】給与や満足度が高いテック系の仕事トップ20

• Glassdoorによる、アメリカで最良の仕事ランキング2020年版は、テック系の職業が上位を独占した。
• ランキング作成に際し、同社は主に3つの要素を考慮した。年俸の中央値、仕事への満足度、求人数だ。
• 今年のトップはフロントエンドエンジニアで、2016年から1位の座を守り続けたデータサイエンティストに取って代わった。
• ランキングの結果は、求人市場でテック職およびテック系スキルへの需要がますます高まっていることを示唆している。

テクノロジー関連業種は、雇用が増え続けている。とは言え、ハイテク関連職種の給料や需要がどれも同じという訳ではない。

求人・企業レビュー・サイトのGlassdoorが、アメリカで最良の仕事の年間ランキングを発表、テック系職種が上位を独占した。ランキングには年俸の中央値、仕事へのトータルの満足度、求人数が反映されている。

2020年のランキングでは約半数がテック職で、1位はフロントエンドエンジニアだった。同じく人気の高いテック職で、2016年からトップを守り続けたデータサイエンティストに取って代わった。

フロントエンドエンジニアの仕事は、ウェブサイトやアプリでユーザーと直接関わる部分（それを｢フロントエンド｣と呼ぶ）の管理だ。彼らは主にウェブサイトやアプリのユーザーインターフェイスの管理と実装を任務とするが、職務内容は雇用主によって異なる。

｢データサイエンティストの需要も高いままだが、求人がその2倍の1万3000人以上のフロントエンドエンジニアは、非常に需要が高いと我々は見ている｣とGlassdoorのシニア・エコノミック・リサーチ・アナリスト、アマンダ・スタンセル（Amanda Stansell）氏は、ランキングを発表したブログの投稿に記した。

｢求人数に加え、フロントエンドエンジニアは水準以上の給料と高い満足度も報告されている｣

Glassdoorのランキングは、テック系の職業およびスキルへの需要が、今日の求人市場においてますます高まっていることを証明している。アメリカ労働省労働統計局による、急成長中の職業リストにも、ソフトウェア開発や情報セキュリティーなどが含まれている。ソフトウェア開発者は、CareerBuilderがまとめたアメリカで最も給料の高く急成長している職業ランキングにもランクインしていると、マーケットウォッチ（MarketWatch）が報じた。

だが、もしテックで新たなキャリアをと考えているのであれば、給料が高いからというだけではなく、きちんとした理由が必要だとコンピューターサイエンス教育の非営利団体CodePath.orgの創設者でCEOのマイケル・エリソン（Michael Ellison）氏は言う。

｢興味があることをベースにキャリアを築いていけば、長続きするだろう｣エリソン氏は以前、Business Insiderのインタビューでコーディング学習のアドバイスを求められた際に語った。

2020年版｢最良の仕事｣にランクインした、テック職の上位20を見てみよう。

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［原文：These are the 20 best tech jobs in America in 2020 based on salary, job openings, and employee satisfaction］

（翻訳：Ito Yasuko、編集：Toshihiko Inoue）