中国人の旅行先トップ、日本で新型肺炎パンデミック懸念。春節旅行18日シーズン入り

旅行ラッシュ

オンライン旅行会社シートリップ(携程)によると、2020年の春節の旅行者の半分以上が「家族旅行」だという。

GettyImages

中国・武漢市で拡大している新型コロナウイルスが原因とみられる肺炎の患者が、日本でも初めて確認された。患者の31歳男性は、武漢滞在中に感染者との濃厚接触によって新型肺炎に感染した可能性があり、6日の帰国後に病院を受診して判明した。

厚生労働省は、日本での流行の恐れは低いと説明しているが、今月13日にはタイでも、武漢市から観光で訪れた中国人女性の新型肺炎感染が確認されており、世界的なパンデミックも懸念される。

中国で「民族大移動」が起こる春節(旧正月)を目前に控え、海外旅行先ナンバー1である日本の空港や観光地にはピリピリムードが漂いそうだ。

中国には大型連休が春節と国慶節の2回ある。従来、旅行需要は10月の国慶節に高まり、春節は故郷に帰省して家族と過ごすスタイルが主流だった。だが、消費力向上を背景に、春節も家族や友人と旅行する中国人が増えている。

春節

毎年、春節シーズンは民族大移動が発生する。

Reuters Pictures

中国のオンライン旅行会社シートリップ(携程)は、今年の春節休暇(1月24日から30日)にのべ4億5000万人が旅行に出ると予測する。2019年の春節期間の旅行者は前年同期比7.6%増の4億1500万人で、そのうち700万人近くが海外に出た。今年はさらに拡大する見込みだ。

同社によると春節旅行者は18日から増え始め、24~26日にピークを迎える。

海外で最も人気がある旅行先は日本とタイ。アリババ系旅行会社の飛猪も、今春節の海外旅行先のトップを日本としており、日本は不動の人気を誇っている。

2015年には中国人旅行者による「爆買い」に注目が集まったが、その後、徐々に旅行の目的が体験型にシフト。2020年はさらに細分化が進む中、シートリップによると、「温泉」と「スキー」が2大トレンドだという。

中国人が多く向かいそうな温泉として、同社は「草津温泉(群馬)」「宇奈月温泉(富山)」また、スキーも一緒に楽しめる北海道の温泉を挙げた。スキー場は安比高原(岩手)の人気が高いという。

(文・浦上早苗)

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