写真:今村拓馬
Zホールディングス傘下のZコーポレーションは1月17日、世界最大級の暗号資産取引所「バイナンス(Binance)」と、日本市場での戦略的提携に向けて交渉を開始すると発表した。
プレスリリースによると、Zコーポレーションの子会社で仮想通貨取引所「TAOTAO」を運営するTaoTao社と提携し、日本市場における仮想通貨取引関連技術の提供や仮想通貨取引所運営のサポートなどをともに行う方針だという。
バイナンスとTaoTaoがプラットフォームとして統合されていくのかについて、Zコーポレーションの広報は以下のように答えた。
「どういった形になっていくかというのも含めて、これから交渉していくという段階。今の時点で決まっていることは何もありません。今後順次発表していく予定です」(Zコーポレーション広報)
バイナンスは2017年に中国で創業。日本でもユーザーを増やしたが2018年3月、日本で仮想通貨交換業の登録を取得せずにサービスを提供していたとして金融庁から警告を受けた。コインデスク・ジャパンなどによると、2020年1月16日には、日本でのサービスの提供を段階的に終了していくと発表していた。
一方、Zコーポレーションは2018年、ヤフー(当時)の完全子会社として2018年1月に創業。2019年5月に仮想通貨取引所「TAOTAO」を開始していた。Zホールディングスは、Zコーポレーションのほか、ヤフーやPayPayなどを傘下に持つ。
(文・西山里緒)
※編集部より:2020年1月17日1230に情報を更新しました。