ジェフ・ベゾスが報道後、初のツイート…電話ハッキング、カショギ氏殺害とサウジ皇太子の関係は

ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(右)とジェフ・ベゾス

ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(右)とジェフ・ベゾス

Joshua Roberts/Reuters and Alexei Nikolsky/Kremlin via Reuters

  • ガーディアンによると、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が2018年にアマゾンのジェフ・ベゾスCEOの携帯電話をハッキングしたとして国連が調査を求めている
  • その報道以来初めての公式コメントとして、ベゾスは、その死がサウジアラビアと関係していると言われているジャマル・カショギ氏の追悼集会に参加する自分の写真をツイートした
  • カショギ氏はベゾスが所有するワシントン・ポストでサウジアラビアを批判する記事を書いていた。

ジェフ・ベゾスは1月15日、殺害されたサウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏を追悼する写真をツイートした。このツイートは、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン(Mohammed bin Salman)皇太子がアマゾンCEOの電話をハッキングしたようだと最初に報じられて以来、彼にとって初めての公式声明となる。

投稿された写真には、サウジ政府を批判する記事をよく書いたワシントン・ポストのコラムニスト、カショギ氏の追悼集会に参加しているベゾスが写っている。

2018年10月のカショギ氏の死について、多くの人はサウジ政府が関連していて、ムハンマド皇太子がその背後にいたと考えている。

ベゾスは、ムハンマド皇太子が2018年にメッセージングアプリのWhatsAppからマルウェアを含む動画ファイルをアマゾンCEOに送信し、同氏の携帯電話をハッキングしたとガーディアンが1月21日に報じて以来、沈黙を守ってきた。その後、カショギ氏殺害について調査している国連の担当者がこのハッキングにおける皇太子の役割についての調査を要求している

これらのことは、2019年にベゾス自身が最初に告発した、サウジ政府がアマゾンCEOとワシントン・ポストに対して長期的な工作を行っていたことをさらに浮き彫りにした。

殺害事件の調査報告によると、ベゾスとムハンマド皇太子は、ロサンゼルスでのディナーパーティーで連絡先を交換した。Viceは、調査報告を引用して、モハメッド皇太子は、「通信に関するアラビア語のプロモーション動画」のように見える暗号化されたビデオファイルをベゾスに送信し、その中にマルウェアが含まれていた可能性がある、と報じた。

さらに、2018年10月にカショギ氏が殺害されてからわずか2週間後に、サウジアラビアでベゾスに対する「大規模なオンライン工作」が開始された、と国連調査官は述べた

サウジアラビア政府は、ベゾスの電話ハッキングやカショギ氏殺害への関与を否定している。

しかし、サウジ政府が離婚手続き中のベゾスと元テレビ司会者のローレン・サンチェスとの関係を明らかにする写真やメッセージを漏らすことに何らかの役割を果たしたかどうかは明らかではない。

バイスによると、ムハンマド皇太子は、2018年11月にベゾスに情報を送ったが、それは彼がベゾスの個人メッセージへのアクセスと、National Enquirerが関係を暴露する数カ月前にサンチェスとの関係について知っていたことを示唆していると調査報告に記されている

[原文:Jeff Bezos breaks silence after reports that Crown Prince Mohammed bin Salman hacked his phone by commemorating the journalist whose killing was linked to the Saudi government (AMZN)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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